空知で石炭を食べよう!厳選・空知の石炭グルメ&スイーツ10選

【夕張市・岩見沢市・三笠市・美唄市・赤平市・芦別市】空知といえば主に石炭産業で栄えた地域です。石炭産業が衰退した今でも、当時の繁栄を伝える石炭遺構が残されており、観光振興に役立てようと頑張っている地域があります。その中で、石炭をグルメ・スイーツにしてしまったところもあります。もちろん、石炭を使っているわけではないのですが、竹炭などを使って見た目を真っ黒にして、石炭をイメージした食べ物を生み出してきました。

今回は、そんな旧産炭地の空知地方で考案された、真っ黒・石炭イメージのグルメ・スイーツを厳選してご紹介しちゃいます!

1.真っ黒のバンズを使った「石炭バーガー」(三笠市)

三笠高校が開発し、三笠天然温泉太古の湯のレストランがアレンジして2014年春に発売したハンバーガーです。黒ゴマを乗せた黒いバンズ二枚で石炭をイメージし、中に目玉焼きやレタス、つくねを挟み込んだ逸品です。
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2.あのザンギが真っ黒に?「石炭ざんぎ」(三笠市)

幾春別市街地にある「あいすの杜」で店頭販売、そして道の駅「みかさ」で黄色い移動販売車をとめて調理販売している「石炭ざんぎ」。2008年にまちおこし工房ぷろぐれすが考案したものです。見た目は真っ黒の鳥の唐揚げですが焦げているわけではなく、イカスミを使って石炭を再現しているといいます。食材は三笠産にこだわった地産池消商品です。
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3.石炭をイメージした黒い焼き菓子「万字炭山」(岩見沢市)

2014年春に誕生した焼き菓子。旧国鉄・万字線の万字炭山駅を名称に採用しました。石炭をイメージした黒い焼き菓子はチョコチップを入れたココア風味のケーキで、中央にひし形のダイヤをラズベリージャムで配置しています。石炭の歴史を感じさせる洋菓子です。
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4.戦前から続く黒いダイヤのような飴「塊炭飴」(赤平市)

市内の老舗・石川商店が戦前に開発・製造・販売したロングセラー名物。光り輝く黒いダイヤである石炭を再現した飴で、色は竹炭を使い、また、北海道産ビートとニッキを使い、甘くも刺激のあるシンプルながら独特の味わいを生み出しました。その昔懐かしい味わいをご賞味あれ。市内スーパーやコンビニ、道内の土産店、ネットでも購入できます。
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5.まるで石炭のようなシュー「石炭シュークリーム」(芦別市・夕張市)

石炭シュークリームは、芦別市と夕張市で製造販売されています。芦別市のものは市内の有限会社よねた製菓が製造し、道の駅スタープラザ芦別で販売、夕張市のものは市内の有限会社ワカサ観光物産が製造し、観光物産店で販売ています。原材料は多少異なりますが、見た目は石炭のようにごつごつ感を出した真っ黒の生地で、竹炭を小麦粉に練り込んでいます。要冷蔵ですが、夕張市の場合、冷凍状態のアイスシューで販売している場合もあります。

6.生地の黒さと生クリームの白がはっきり「石炭ロールケーキ」(芦別市)

芦別市の有限会社よねた製菓が製造し、道の駅スタープラザ芦別で販売するもう一つの石炭生洋菓子がこれ、石炭ロールケーキ。カットして販売されています。こちらも黒い生地には竹炭を練り込んで作っています。黒糖も使われており、その風味も感じられます。間の白い生クリームと黒い生地のコントラストがはっきりした見た目で、2010年の「あしべつ☆スイーツフェスタ2010」に出品され好評を得ました。類似商品として黒い生地とストロベリークリームの「黒のロックンロール」があります。

7.外も中も真っ黒な和菓子「石炭まんじゅう」(芦別市・夕張市)


芦別市の有限会社よねた製菓が製造する石炭菓子シリーズの一つ。見た目も中も真っ黒のまんじゅうです。その黒の正体は、食用竹炭を皮に練り込んだもので、餡もゴマペーストを練り込んでいます。甘さ控えめでちょっとヘルシーなまんじゅうです。一方、夕張市でも阿部菓子舗が製造した同名のものが販売されていますが、こちらは黒というよりは茶色っぽい外観です。

8.麺もスープも真っ黒でびっくり!「石炭ラーメン」(芦別市・夕張市)


麺は黒、スープも黒、とにかくどこを見ても黒にこだわったラーメンがこれ「石炭ラーメン」です。粉末イカスミを使って黒いスープに、そして食用竹炭を混ぜて黒い麺に仕上げました。2006年以降、市内スターライトホテルの人気メニューであるほか、2007年以降は芦別市振興公社がパッケージ販売しており、道の駅スタープラザ芦別で購入し、自宅で作って食べることができます。なお、夕張市の屋台村にもスープが黒いだけの「夕張ラーメン」があります。
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9.生地が真っ黒のどら焼き「たんどら」(夕張市)

夕張市の老舗製菓・阿部菓子舗が製造するどら焼き「たんどら」は、「石炭」の「たん」と、「どら焼き」の「どら」を掛け合わせた造語。皮は竹炭を練り込んでおり、黒っぽく石炭をイメージしています。中身は夕張メロンあん、かぼちゃあん、小豆あんがあります。市内で購入できるほか、ネットでも購入できます。
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10.あの角屋のやきそばが真っ黒に?「石炭やきそば」(美唄市)


袋から食べる焼きそばとして知られる角屋の焼きそばシリーズに石炭やきそばが誕生したのは2012年1月。見た目は黒い麺ですが、これは食用竹炭パウダーを練り込んでいるから。色が黒いだけで味はほかの焼きそばとほとんど変わりません。市内アンテナショップやAコープなどで販売しています。
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以上、空知の石炭グルメ・スイーツを一挙ご紹介しました。イカスミ、食用竹炭を使って黒い色を表現している例がほとんどでした。上記のほかにも、これまで夕張市の石炭ラムネ、石炭ドーナツなどが開発されてきました。空知を訪れた際はぜひ食べていただきたい!記事で紹介した石炭グルメ・スイーツを食べつくす旅というのも楽しいですね!