【札幌市】札幌市内で真っ黄色に染まる場所といえば北海道大学構内の銀杏並木。一方で、真っ赤に染まる場所といえば清田区平岡樹芸センターです。どちらも頭上も黄色または赤色に染め上げ、黄色や赤色のトンネルの中を歩いて行けるのが感動的です。どちらも10月下旬になると見ごろを迎え、多くの人がやってくる人気スポットです。あなたはどちらが好きですか?
真っ黄なトンネルなら「北大銀杏(イチョウ)並木」
札幌市内で銀杏並木といえばここ、北海道大学構内(札幌市北区)の銀杏並木です。例年晩秋の10月末から11月初めにかけて見ごろを迎えます。
広い北海道大学構内で銀杏並木があるのは、北大病院南側の北13条門[地図]から工学部前の北大中央通りまでの東西約380m区間。この銀杏並木の路肩には約70本の銀杏が立っており、道路を覆うように広がる枝と葉が見事なトンネルを作り上げています。夏は緑色のトンネルですが、秋になると黄色のトンネルとなるだけでなく、タイミングさえあえば、頭上から舞い落ちてくる銀杏の葉、さらには黄色の絨毯が見られ、上も下も黄色に包まれる空間となります。
銀杏並木は普段は関係者の車が通行するため車の往来に注意が必要です。2014年11月2日(日)の日中は一日限りで車両通行止めとして歩行者天国になるほか、その週末には夜間ライトアップも行われ、幻想的な通りになります。札幌ではこの時期一番のおすすめスポットです。
真っ赤なトンネルなら「平岡樹芸センター」
札幌で真っ赤に染まるトンネルといえばここ、平岡樹芸センター(札幌市清田区平岡4条3丁目)[地図]です。面積2.9ヘクタールの敷地内には、南側に池のある日本庭園と芝生広場、北側には紅葉並木を配し、モミジの紅葉と共に、美しい景観を作り出します。
秋に見ごろを迎えるのは紅葉並木です。ハウチワカエデ、イタヤカエデ、ヤマモミジ、ノムラモミジ、シダレモミジなど8種類・700~800本のカエデ・モミジ類、サラサドウダンツツジが、園内を赤や黄に彩ります。ヤマモミジとノムラモミジの接ぎ木は黄と赤の二色を楽しめる珍しい木です。
中でも有名なのが、紅葉並木を形成するノムラモミジの並木道。背丈はそれほど高いわけではありませんが、見ごろになると茶色から真っ赤に変わるトンネルの中を歩きながら、燃えるように真っ赤なモミジの葉を間近に観察することができます。こちらの見頃は10月下旬から11月上旬、8:45~7:15、月曜休園(祝日の場合翌日)です。2014年は敷地内の庭木相談所建て替え工事のため駐車場が手狭になっています。公共交通機関をご利用ください。