利尻プリンや利尻最中も!利尻島で130年以上続く長生堂寺嶋菓子舗

北海道の北の島・利尻島のお土産といえばミルピスや利尻昆布などの海産物が知られていますが、実はスイーツを作っている老舗菓子舗があります。それが、創業130年以上を誇る「長生堂寺嶋菓子舗」です。利尻プリンから利尻最中まで、和洋問わずお菓子を作り続けています。

利尻の歴史とともに歩んで130年

同店は利尻島で創業して一世紀を優に超えます。創業が明治時代初期の1878年ですから、130年以上の歴史を誇ります。北海道で現存最古とされる五勝手屋羊羹の五勝手屋本舗が製造販売を本格的に始めたのは1870年。それほど変わらない時期に創業した、知る人ぞ知るお菓子屋なのです。

▼同店がある鬼脇市街地

利尻の歴史とともに歩んできた同店、現在は5代目店主がお菓子を作り続けています。店内に入るとお菓子のショーケースはレジカウンターの一部だけ。店舗の大部分を占めるのは食料品や日用雑貨などが棚に並び、地域のコンビニのような役割を果たしてきました。

利尻らしいお菓子3選!「利尻プリン」「利尻島」「利尻最中」

それでは利尻らしいお菓子を幾つかご紹介しましょう。和菓子は昔からの懐かしいものが並びます。「利尻最中」はその一つ。厚みはそれほどなく、表面にはハマナスの花のデザインが刻まれています。


洋菓子はショートケーキ、エクレア、ロールケーキ、モンブラン、オムレット、チーズタルトなど豊富に取り揃えます。その中でも人気なのが「利尻プリン」です。メープル、ゴマ、くまざさの3種類があります。このプリンの面白いところは、1個260円ですが、食べた後に空き瓶を返すと20円バックされるというシステム。買ってその場でいただくとお得です。

さらにその名も「利尻島」と名付けられたマカロン生地のお菓子も人気。利尻山の形をモチーフに山の形に模ったお菓子で、雪化粧した冬バージョン(プレーン)と、茶色バージョン(チョコレート)の2パターンがあります。

今回利尻らしいお菓子として、「利尻プリン」「利尻最中」「利尻島」を紹介しましたが、他にも生菓子がたくさん。フェリーターミナルのある鴛泊地区ではなく、南部の鬼脇地区にあるため、移動手段が必要ですが、利尻島の老舗菓子舗で利尻スイーツを味わってみてはいかがでしょうか。






長生堂寺嶋菓子舗
利尻富士町鬼脇字鬼脇90番地
TEL:0163-83-1416
営業時間:7:00~20:00、無休