千歳市北栄にある「北のマルシェ」は、4人の主婦が立ち上げたお店です。総菜の種類が豊富で、すべて店内で手作りしています。2017年11月のオープンながら、早くも翌年には、さっぽろオータムフェストに出店。千歳市内だけでなく各地から注目が集まっています。
主婦をサポートするお店
▼千歳市社会福祉協議会「新富ほっとす」向かいに立地する「北のマルシェ」
北のマルシェは、吉村奈月さん、山口いづみさん、上原このみさん、上田美幸さんの4人の子育て中のママが経営を開始しました。
子育てをしながら毎日の食事の支度をするのは大変なこと。とくに共働きの場合、手間をかけたくても時間のゆとりがありません。同じ主婦として「ママさんたちの手助けになれたらいいな」と、自分たちが求める店をオープンしました。
▼フードプロデューサー山口いづみさんの手腕が発揮されている
もともと吉村奈月さん、上原このみさん、上田美幸さんは、グリッターパウダーやジュエリーパウダーで素肌を装飾するボディージュエリーのビュエリストとして、市内のイベントなどに参加していました。
イベントを通じて千歳ハムの工場長と知り合いになり、同社の製品を販売する店を計画します。そこに「いづみうな」の名前でクックパッドの上位にランクするフードプロデューサー・山口いづみさんが参加したことで、惣菜の販売が加わりました。いまでは売り上げの大半を占める人気商品です。
1日に20㎏も揚げられる「ちとせザンギ」
▼手作り総菜が、たちまち評判に!
「主婦の小遣い稼ぎではなく、しっかりと収入になる仕事をしよう」と本気モードで準備が進められます。さまざまな問題が発生し、吉村さんが円形脱毛症になるなど、厳しい時期もあったと言います。そうした苦労を乗り越えて、2017年11月6日に北のマルシェがオープンしました。
たちまち山口さんの惣菜が評判になり、翌年のさっぽろオータムフェストに千歳市枠で出店する快挙を果たします。〝4人の主婦の店〝という話題性だけでなく、味で勝負していることを、多くの人たちに知らしめました。
▼人気の「ちとせザンギ」。一人で1㎏も買う人も!
「千歳市から補助を受けているので、千歳のみなさんに恩返しをするのが使命」といい、メインとなる唐揚げは「ちとせザンギ」と命名しました。
北のマルシェ随一の人気商品で、一日に20㎏も揚げられています。次の日でも美味しく食べられるように、衣を薄くする工夫が行われ、「おかずにも、つまみにもなるので、幅広い層に売れている」と言います。
さらに知名度を上げるために、日本唐揚げ協会が主催する「唐揚げグランプリ」にノミネート中。「金賞を狙いたい」と張り切っています。
▼スパイシーな黒ざんぎ
▼カリカリの春巻き
▼厚いとんかつがサンドされているカツサンド。最後の1個を買い逃さないで!
▼常に客足が絶えない店内
▼吉村さんに受け継がれたDNAが食べ物を作らせている?
これまで飲食店などに勤務した経験がない吉村さんですが、「実家がラーメン屋だったので、食べ物に関わる宿命があったのかも知れない」と笑います。
胆振東部地震の時には、小学校の前で炊き出しも行いました。店頭販売だけでなく、市内のイベントなどにも積極的に参加する予定で、去年の大食い大会で食べづらいと不評だったハンバーガーを、あるものに変える準備を進めています。そのあるものとは・・・・・・
ぜひイベントで確認してください。
日替わり弁当のメニューや、限定メニュー、セールなどの情報はLINEで配信しています。北のマルシェ公式アカウントに登録し、お得な情報をゲットしてください。
(2022年11月16日:店舗情報を更新しました。)