2011年7月23日、ホッキの水揚げ量が日本一の苫小牧市で、ホッキをメインにしたご当地料理が誕生した。その名は「苫小牧ホッキ炙りめし」。なんと高級ホッキを三種類の方法でいただくことができる贅沢なご当地グルメである。苫小牧発の新ご当地グルメ「苫小牧ホッキ炙りめし」とはいったいどんな料理なのか。(写真:苫小牧商工会議所提供)
ホッキ貝は苫小牧市の特産品・高級ブランドとして広く知られている。その水揚げ量は日本一を誇る。そのため、ホッキカレー、ホッキラーメンなど、ホッキを使った料理を食べることができるのが苫小牧の魅力の一つでもある。
そんなホッキメニューに2011年夏、苫小牧を代表する一つのご当地メニューが加わった。それが定食風の「苫小牧ホッキ炙りめし」である。苫小牧産のホッキを一種類だけでなく様々な方法で堪能できるとして注目されている。その方法とは、(1)刺身、(2)直炙り、(3)貝焼き、の3種類だ。
「苫小牧ホッキ炙りめし」の共通ルールによると、ホッキの身は生で、3個の貝殻に盛り付けされて提供される。(2)直炙り、(3)貝焼き、については、2個用の飛騨コンロを使って食べるスタイルを取る。このように火を使って提供する「ファイヤーご当地グルメ」は道内初。タレや塩は各店オリジナルで用意されている。
さらに、ご飯は北海道産米を使うのはもちろんだが、地場産ホッキ貝(ひも、貝柱、身)が入った各店オリジナルの「ホッキめし」としている。「ホッキの汁もの」「ホッキの副菜」もつける。このようにメイン以外もホッキにこだわっている。まさにホッキ尽くしの料理なのだ。
かなり贅沢な内容だが、これだけで1300円(税込)というのが嬉しい。苫小牧市内の以下5店舗で、禁漁期間である5~6月を除き年中提供されており、デビュー後3カ月で計4000食を達成している。生・炙り・焼きの3通りでいただくホッキ料理を、本場・苫小牧に足を運び堪能していただきたい。
<提供店舗>
・グランドホテル ニュー王子 日本料理 こぶし
苫小牧市表町4-3-1-1F 11:30~14:00提供
・Cafe&Dining Angera
苫小牧市明野新町2-23-32 10:30~24:00提供
・創作日本料理 四季の味 熊谷
苫小牧市表町2-1-25 11:30~14:00/17:00~22:00提供
・カフェ&フーズ キーウエスト
苫小牧市桜木町3-20-8 10:00~22:00提供
・とりあえず逢海
苫小牧市港町2-2-5(海の駅ぷらっと市場内) 7:00~16:00提供