暖かくなってきたら、どこかに出かけたくなるというのが心情というもの。さて、次の休日はどうしよう、と迷っているそこのあなた。のんびりとお弁当を持って、牧場で一日中過ごすというのはどうでしょう。動物と触れ合って、緑に囲まれておいしい空気を胸いっぱいに吸い込めば、きっと元気をチャージできるはず。
今回おすすめするのは、夕張郡長沼町のハイジ牧場です。
40年以上の歴史を誇るハイジ牧場
▼広い敷地内にたくさんの動物が暮らす
ハイジ牧場は、勇払郡安平町にある金川牧場の肉牛部門として1970(昭和45)年に開設されました。やがて家畜の改良や品種保存の意義を込めて各品種を揃え、これらを飼育展示し、1976(昭和51)年にハイジ牧場として一般にも開放するようになったのです。
▼放牧場には馬やヒツジの姿が
今では教育牧場、ふれあい牧場、体験牧場として、多くの人が利用し、学校の体験学習などにも使われています。
▼人懐こく愛嬌のある豚たち
ハイジ牧場の敷地面積は約100ヘクタール。東京ドーム約21個分もの広さです。そこに乳牛、肉牛、馬、ポニー、豚、ヤギ、ヒツジ、鳥類や小動物まで、多くの動物たちが飼育されています。
▼のんびりした表情に癒される
お弁当やレジャーシートを持ち込んでもOKとのことなので、ゆっくりとピクニック気分で出かけるのもおすすめ。日常から離れて、心地のいい時間を過ごすことができます。
もちろん、動物たちと触れ合うなど、さまざまな体験コーナーで楽しむことも可能。ヒツジ作家の村上恵実さんと共に、実際に体験してみました。
▼ヤギに囲まれる村上さん
牧場ならではの体験がたくさん
▼まるまるとしたヒツジたちの姿
朝10時、まず向かったのは仔ヤギへの哺乳体験です。食欲旺盛な仔ヤギは、思った以上に強い力で哺乳瓶に吸い付いてきます。必死な表情が、なんともかわいい!
▼1日2回の哺乳体験は、なんと無料
次に向かったのは牛舎です。ここでは牛の乳しぼり体験ができます。これぞ牧場体験、牛の乳から実際にミルクが出てくると感激します。
▼「ミルクが出てきた!」
▼こちらも1日2回、無料で体験可能
ハイジ牧場では、羊毛加工体験といった有料の手作り体験もいろいろ行っています。その中から今回は、バター作り体験に挑戦してみることに。
▼ハイジ牧場特製レシピのバターの素
バターの素をビンに入れて、ひたすらシェイク。小学生でも簡単においしいバターが作れます。
▼クラッカーに付けてその場で試食
その他、乗馬などのアクティビティもあり、小さな子どもから大人まで一日中楽しめること間違いなし。各種体験の実施時間や料金は公式サイトに記載されているので、お目当てがあるならチェックしてから行くことをおすすめします。
▼牧場内には歴史を感じるトラクターが
昔ながらの牧場は、どこか懐かしく、変わらない温かさが満ちています。しかも今回ご紹介したのは、ハイジ牧場の楽しみ方のほんの一部です。広い敷地内には遊び・冒険ゾーンやグルメゾーンなどもあり、まだまだ多彩なお楽しみがいっぱい。たくさん遊んで、忘れられない思い出を増やしてみてはいかがでしょうか。
村上 恵実
日本画家・ひつじ作家
ふかふかな動物が好きです。特にひつじが大好きなので、「ひつじ作家」を自称しています。おすすめひつじポイントは、飛びつきたくなる大きなおしり。
FUKUIサムホール美術展(2014.入選、2015.奨励賞)[主な展覧会]ふたり展 そらもよう(2017.5)
個展 しんしんと 降りつもる ひつじ(2017.2)
ふたり展 ―ひつじは ハコを とびだして―(2016.3)
個展 ~ひつじたちの みる ゆめは~(2015.9)
北の日本画展(2015~)、カミシバイズム(2016~)、ふくろう団地(2013~)
など
所在地:北海道夕張郡長沼町東9線南2番
電話:0123-88-0011
営業期間:4月14日から11月4日
営業時間:10時~17時
入場料金:大人(中学生以上)900円、小人(3歳~小学校6年生)500円
公式サイト
Facebookページ