おいしいパンに、おいしいコーヒー。加えておいしいジャムなんて添えられていたら、幸せな朝の食卓のできあがりです。
今回は、そんな食卓の中からジャムをピックアップ。種類の多いジャムだけに好みもそれぞれ分かれるところですが、やはり朝の彩りとして欠かせません。そこでご紹介したいのが、富良野にあるジャム専門店です。見渡す限り、ジャム、ジャム、ジャムですよ。
規格外の人参がすべてのはじまり
▼ふらのジャム園にある「ジャムおばさんのジャム工房」
ジャム専門店の名前は「ジャムおばさんのジャム工房」(以下ジャム工房)。多彩なジャムを生産している「ふらのジャム園」にある、直営ショップです。
ふらのジャム園はもともと農場として1974年に開墾。当時、社長の奥さんだった現社長の大久保嘉子さんは、規格外だからと捨てられていく人参を見て「もったいない、何かに使えないだろうか?」と考えました。そこで試行錯誤を重ね、1982年にできたのがキャロットハニージャムでした。
▼ジャム工房の店内はジャムだらけ!
もともと食生活改善についての活動もしていた大久保さん。そんな大久保さんの作る無添加のジャムは評判を呼び、ホテルや百貨店などで販売されるまでに。そして1988年に、農場は「ふらのジャム園」として新装オープンしたのです。
現在、直営ショップのジャム工房にてレギュラー販売されているジャムは、なんと38種類。どれを買おうか迷ってしまう人のために、人気ベスト3をうかがってみました。
▼人気&おすすめのジャムはこちら
1番人気は、やはり北海道といえばこれ、ハスカップジャムです。よりハスカップの風味が感じられる生ジャムもおすすめです。2番めは、ジャムの代名詞、いちごジャムです。3番目は、こちらも定番のブルーベリージャム。
そしておすすめなのが、最初に誕生したキャロットハニージャムです。砂糖を使わない、優しい甘さが特徴的です。また、珍しいところではルバーブジャムもおすすめだということでした。ちなみに店内では各ジャムの味見も可能です。好みかどうか試してから購入できるのがうれしいですね。
ジャム以外にもいろいろな商品が
ジャム工房の店内に入ると、あちらにもこちらにも、ビッシリと並べられたジャムに圧倒されますが、実はジャムだけじゃないんです。ドレッシングや野菜をたっぷり使ったおかず味噌など、70種類100アイテムもの商品が揃っています。
▼ドリンク、鉄板焼のたれなども
ジャムを買いに来たつもりなのに、気がつけば他にもいろいろ手に取っているのが、これまた楽しいところ。ディスプレイもすっきり美しいから、つい欲しくなってしまいます。また、ジャム工房の奥からはいい匂いが漂ってきます。匂いにつられて行ってみると……。
▼見たこともないスイーツが!
「ジャムおばさんのスイーツ工房Rita」というコーナーがあり、おいしそうな手作りスイーツが食べられるようになっています。
中でも目を引いたのが、クロワッサンに冷たいカタラーナを挟んだ、その名もクロワッサンカタラーナ。写真左上から時計回りに、プレーン、いちご、チョコ、レインボー、抹茶です。ちなみにレインボーは期間限定で、店のジャムを5種類もトッピングしたものです。ここでしか食べられないので、小腹を空かせて訪れることをおすすめします。
▼最近はお菓子のラインナップも充実
ここでご紹介した以外にも、たとえばおいしいジャム作りを体験できるジャム教室(要予約)があったりと、ジャムの魅力を存分に味わえます。無類のパン好きさんや、朝はパン派のあなた、パンを食べる楽しみが、ジャム工房できっと広がるはずですよ。
所在地:北海道富良野市東麓郷の3
電話:0167-29-2233
営業時間:9時~17時30分
定休日:年末年始のみ、その他は無休(12月-3月の冬期間は臨時休業する場合があるので、事前にお問い合わせください、とのこと)
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