「札幌市円山動物園×北海道ファンマガジン コラボ企画『ファンマガ的 円山動物園だより』」の9回目です。
いよいよ夏休みシーズン。動物園もいつにも増して賑わっています。園内では暑い地域に暮らす動物たちの動きが活発になってきました。動物園に訪れる際は、小まめに水分補給を心がけて、熱中症対策もお忘れなく。
今月の動物紹介は「猛禽類」
鋭い嘴と爪を持ち、昆虫やほ乳類、鳥類などを捕食する肉食性の鳥類で、タカ目とフクロウ目の総称を猛禽類といいます。ワシやタカ、トビ、フクロウなどがその仲間です。希少種や絶滅危惧種なども多く、特に北海道では、猛禽類と人の生活圏が近い場所も多いため、事故などで命を落とす猛禽類も少なくありません。
▼猛禽舎
円山動物園では、正門を入って少し歩いた左側に猛禽舎、その先の右側にフクロウとタカの森があり、たくさんの猛禽類が展示飼育されています。
▼フクロウとタカの森
また、展示スペースとは別のバックヤードには野生復帰施設が設けられています。野生復帰施設は、北海道に生息する猛禽類の域外保全を目的とした施設で、猛禽類の繁殖技術確立や傷病保護個体のリハビリ、飼育下繁殖個体放鳥に向けてのトレーニングの場となっています。
▼野生復帰施設で飼育されているオオワシのペア
円山動物園では、大学や企業、研究機関と連携し、日本産の猛禽類の繁殖技術の向上や確立、野生復帰への取り組み、教育普及活動を行っています。
▼今年(2017年)に生まれたオオワシのヒナ(左)と親鳥(2017年6月15日撮影)
現在、円山動物園では、オジロワシ1羽、イヌワシ3羽、オオワシ5羽、エゾフクロウ5羽、シマフクロウ1羽、ノスリ2羽、トビ1羽、オオタカ1羽、ユーラシアワシミミズク1羽が飼育されています。
▼トビのクラッチ
これまで、鳥インフルエンザの影響で中止していたフリーフライトがはじまりました。木曜日を除く毎日14時より、屋外ステージ前でユーラシアワシミミズクとトビが飛ぶ姿を見ることができます。→動物園MAP③
▼ユーラシアワシミミズクのフクちゃんのフリーフライト(2016年12月撮影)
▼トビのクラッチのフリーフライト
【動画】フリーフライトの練習風景と昨年末に撮影したフリーフライトの様子を動画でどうぞ
今月のおススメは「ホッキョクグマグッズ」あれこれ
円山動物園の正門を入ってすぐ左にある次世代エネルギーパーク動物科学館内にある「札幌市円山動物園オフィシャルショップ」では、オリジナルのさまざまなグッズが販売されています。→動物園MAP④
以前、このお店で販売中のホッキョクグマグッズを紹介しましたが、この夏、新しい商品が加わりました。ポーチやカードケースなど、日常生活で活躍しそうなグッズも多いので、いつもの生活に取り入れてみると楽しくなるかもしれません。
②コインケース 1495円(税込)
③NUUポーチ 1,404円(税込)
④ワンプッシュボトル350ml 2,484円(税込)
⑤ワンプッシュボトル480ml 2,808円(税込)
⑥へんしんグラスフリー(265ml) 864円(税込)
⑦カードケース 2,592円(税込)
所在地:札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
電話:011-621-1426
FAX:011-621-1428
営業時間:3月1日~10月31日:9時半~16時半(最終入園16時)、11月1日~2月末日:9時半~16時(最終入園15時30分)
休園日:第2、第4水曜日(祝日の場合は翌日)4月第3週の月曜日~金曜日、11月第2週の月曜日~金曜日、12月29日(金)~31日(日)
料金:大人600円(中学生以下無料)
公式サイト