十人十色という言葉はあれど、10人いたら10人ともが「かわいい!」と言ってしまうに違いない動物が、うさぎではないでしょうか。最大の特徴である長い耳、つぶらな瞳、ヒクヒク動く鼻、そしてふわふわな毛並み。
そんなうさぎの魅力に触れられるお店が札幌市内にあります。札幌初のうさぎカフェというそのお店に、さっそくお伺いしてみました。
珍しい「うさぎの専門店」って、どんなところ?
▼さまざまな種類のうさぎに会える
お店の名前は「mon Lapin」(モンラパン)。フランス語で「私のうさぎ」という意味です。大通駅から歩いて5分ほどの場所に、3年前にオープンしました。
うさぎと触れ合えるカフェとして、お店はオープン当初から大人気。実際にうさぎと触れ合うことで「自分でも飼ってみたい」と希望するお客さんも多く、その翌年にはうさぎの販売なども行うようになりました。
現在ではうさぎの飼育用品や関連グッズも豊富に取り揃え、まさに「うさぎの専門店」として、変わらない人気を誇っているのです。
▼うさぎに関するグッズもたくさん
気になるお店のシステムですが、うさぎと触れ合うために、まずは同意書にサインが必要です。これは、スキンシップの方法や注意事項などを記載したもの。繊細なうさぎに余計なストレスをかけないよう、しっかりと配慮されているのです。
また、お店ではさまざまなコースを用意しています。まずは「お試しコース」。これは販売ブースで椅子に座り、膝の上で抱っこするというもの。
カフェでゆっくり楽しみたい方は、ドリンクの注文が必至の「ラパンコース」(60分/800円)と「ベーシックコース」(90分/1,200円)がおすすめです。おいしいコーヒーや紅茶を飲みながら、かわいいうさぎをなでたり抱っこしたり。究極の癒やしの時間を過ごすことができます。
「もっともっとうさぎのかわいさを堪能したい!」という方には「スペシャルコース」(120分/1500円)や「貸切コース」(60分/6,000円~)なども。いずれのコースも、確実にカフェに入店するためには予約した方が良さそう。土日祝は特に混み合うので、要予約です。
いよいよ、かわいいうさぎたちとご対面!
お店のシステムが理解できたら、いよいようさぎたちとご対面です。そのかわいらしさたるや、きっと誰もが虜になること間違いなし。百聞は一見にしかず、というわけで、今回は3匹をご紹介。余談ですが、うさぎの数え方は「羽」が正式。ただし「匹」でも問題ないとのことで、ここでは「匹」と記載します。
▼ミニレッキスの「子牛ちゃん」♀
毛が密集していて触り心地バツグン! 2015年12月23日生まれと、まだまだ若い子牛ちゃんは元気いっぱいで、お店の人気者です。
▼ネザーランドドワーフの「エスペランサちゃん」♀
2012年11月18日生まれのエスペランサちゃんは、おとなしい性格。抱っこされるのも大好きで、なんと人気ナンバーワンだそう。
▼ライオンヘッドの「ディアナちゃん」♀
2011年4月11日、カリフォルニアで生まれたディアナちゃんは、小柄で甘えん坊な性格。思わず触れたくなる毛並みが特徴です。
カフェで触れ合えるのは、基本的にカフェコーナーにいる10匹のうさぎたちですが、「お試しコース」や購入を検討している人は、販売コーナーのうさぎを指名することもできます。
取材の日、たまたまカフェに遊びに来ていたおふたりに感想を聞いてみました。
▼中村真吾さん(27歳)と中田彩希子さん(26歳)
おふたりとも、この日が初めての来店。
「もふもふの動物と触れ合いたくて、初めて来てみました」(中村さん)
「かわいいです! 今は飼っていないけど、いつか飼ってみたいなぁ」(中田さん)
すっかり癒やされた様子の中村さんと中田さんでした。
ちなみに、うさぎの耳を持ったり、首の後ろを持ったりするのはNG。おしりを包むように、優しく抱っこしてあげましょう。スキンシップのコツが知りたい方は、スタッフに聞くとよいでしょう。
▼優しいスタッフたちが、丁寧に教えてくれます
パフェも人気!
最後に、カフェメニューもちらりとご紹介。うさぎが主役のこのお店ですが、ドリンクメニューや軽食メニューも充実していて、しかもおいしいのです。
▼人気商品の「うさちゃんパフェ」(580円)
癒やしを求めて訪れるも良し、飼う前のシミュレーションを行うも良し、そしてもちろん、ただただ愛でるだけに時間を費やすのも良し。うさぎ尽くしの店内で、思い思いに過ごしてみるのはいかがでしょう。きっと、帰る頃にはにこにこ笑顔になっているはずです。
所在地:札幌市中央区南1条西1丁目15番地丸美ビル1F
電話:011-200-7018
営業時間:平日13時~19時 土日祝11時~19時
定休日:月曜日