2015年11月6日、札幌市南区川沿の五輪通に「Patisserie Bliss Bliss(パティスリー ブリスブリス)がオープンしました。
店名にある「Bliss」とは、「至福・この上ない喜び」という意味があります。取材後、試食させて頂きましたが、地元である北海道産の食材にこだわり抜いて完成したスイーツたちは、まさに至福と呼ぶに相応しい極上の満足感を味わう事ができました。
神戸の有名店で修行したオーナーシェフが作り出す極上スイーツ
オーナーシェフである中本勉さんは、夕張市出身。神戸にある有名店「レーブ・ドゥ・シェフ」で15年間勤務。その時代には「兵庫県クリスマスケーキコンテスト」や「西日本洋菓子コンテスト」等で多数の受賞歴もある、実力派の1級菓子製造技能士です。
大人気! 1日20台限定の「KOBEメモリー」に舌鼓
ショーケース前に行くと、一際目を引く案内がありました。
「KOBEメモリー」とネーミングされたスイーツです。
この商品が出来たきっかけは、中本さんが神戸での修行時代だったそうです。
当時、舌が肥えた職人仲間たちの間で大人気だったのが、試作でしか食べられないという「ガナッシュ(コーティングチョコレート)かけ立てショコラケーキ」。
中本さんは「職人の私たちだけが味わっていたこのケーキを、自分の店で商品化したいと研究を重ねて完成したのが、KOBEメモリーなんです」と話してくれました。
実際に試食させて頂きましたが、ガナッシュは本当に柔らかいままで感動! そして濃厚なチョコレートの味わいとふわふわのスポンジとコクのある生クリームのコラボレーションが見事でした。
こだわり抜いた北海道食材を使用! 贅沢な絶品スイーツ2選
こちらのお店のスイーツに使用している素材は、北海道産がメインというのが特徴の一つです。例えば、バター、牛乳、生クリーム、卵のほとんどは道内産のものを使用しているというこだわり。また、プリンに使用している卵は、栗山町の酒井農場のものとの事。苺は春から夏、秋くらいまでのは伊達市の農家様から取り寄せているそうです。
そんなブリスブリスさんのオススメスイーツをライターが厳選。2つご紹介します。
1「プロフーモショコラ」
フランボワーズの甘酸っぱい香り、そしてショコラムースの香りが食欲をそそります。
中を見てみると、ピスタチオのムースにフランボワーズのジュレが入っていました。見た目も可愛いですし、絶妙なアクセントにもなっていて、美味しさを更に引き立てているのは流石の一言です。
また口に入れた瞬間ふわっと広がる洋酒の味わいが。中本シェフ自らフランボワの風味を引き立てる洋酒を探したそうですが具体的な洋酒の名前は秘密との事。どの洋酒だろう……と想像しながら味わうもまた楽しいと思います。
2「プリティースノーマン」
可愛いサンタ風スノーマンの顔に癒されます。
レアチーズの中には、苺とオレンジのムースが閉じ込められていて、美味しさが倍増です。
こちらは新商品で12月より発売。期間限定品(※クリスマス期間内までの予定)ですので、食べてみたい方はお早めに!
ハイセンスなパッケージも選べる! ギフトにも最適な焼菓子もオススメ
お店にはスイーツだけではなく、焼菓子のコーナーもあります。
その中でもクッキーは大人気。
中本シェフによると「入荷や品質保持が難しいけれども、マーガリンではなく『バター』をしっかり使用しているところがこだわりです。風味、味は全然違います」との事。
試食させて頂きましたが、とっても濃厚でバターの香りや味わいもたっぷり。美味でした。
ピスタチオ・マーブル・バニラ・ごま・メープル・ココア・チョコチップ・Cafe・ヘーゼルナッツの9種類あり、見ていて迷うほどです。
また、キューブのお洒落なパッケージも揃っています。クッキーをセレクトしてギフトにも出来るので、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
その他にも、地元農家と直接契約したという、こだわりの余市りんごを使用したパウンドケーキ、定番のフィナンシェ・マドレーヌ・ダックワーズなど種類豊富ですので、こちらもお見逃しなく。
取材に伺ったのは12月初旬。当日の朝は雪が降り積もりました。お店の中にお邪魔すると、とても煌びやか。クリスマスシーズンに入ったんだなぁと感じました。また、ちょっとした小物やパッケージなどにもセンスが感じられる素敵な空間でした。
そして素材にこだわった絶品スイーツ。味はもちろんですが、やや小ぶりで見た目も可愛いので、大切な人への贈り物にも最適と思います。
是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
▼パティスリー ブリスブリス
所在地:札幌市南区川沿2条5丁目1-47
TEL:011-572-2332(FAX兼用)
営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週木曜日
駐車場:6台完備