【札幌市】雪の降らない所から移住してきた筆者にとってはじめての雪体験。旅行以外でははじめて、積もった雪や凍った雪の上を歩くわけで、実際に経験してみるとかなり足が疲れることがわかった。歩き慣れてないからかな、と札幌に昔から住んでいる人に聞くと、歩き慣れている人でもやっぱり雪道は疲れるらしい。ってことは、雪国には足腰が疲れている人が多いんだろうなぁ。
先日、琴似に行った時に商業施設の中に足湯を見つけた。けっこうたくさんの人が利用していたから何気なく見てみたらなんと無料なんだとか。もちろんゆったりほっこりしてきましたよ。
琴似の総合コミュニケーションゾーン「コルテナI」にある足湯は温泉なのだ
「KoLu TeNa I(コルテナI)」は、レンタルショップやスポーツクラブやレストランなどが入っている商業施設だ。JR琴似駅から空中歩廊で繋がっているから雨でも雪でも天候に左右されることなく行くことができる。その1階に無料で利用できる足湯があるのだ。
▼「KoLu TeNa I(コルテナI)」の1階に足湯はある
この足湯は、水を温めただけではなくきちんとした温泉で、その名称は「琴似川添温泉」と言うのだそう。効用を見てみると、神経痛、筋肉痛、関節痛、関節のこわばり、うちみ、くじき、冷え性、健康増進など、すべては書ききれないけど、なんかいい感じだ。
▼コトニの足湯、正式名称は琴似川添温泉
近づいてみるとけっこうな人が利用している。年配の人たちが多いんだろうな、と思っていたのだが、お母さんと子供、子供たち、中にはノートパソコンを開いて仕事をしている人までもいるからちょっと驚きだ。
▼いろいろな人がほっこりしているコトニの足湯
取材で行ったのに自分も足をつけてほっこりしてしまった。あぁ~もう仕事したくなーい……なんて思っていたら、ちょうど目の前に子供連れのお母さんが。なのでちょっと話を聞いてみると、買いものに来たときなどにぶらっと寄ることがあるんだそう。子供さんも「あったかーい、気持ちいいねー」と楽しそうだった。
▼買いもの途中に寄ったという板倉さん親子。お母さんの円(まどか)さんと、暖佳(ほのか)ちゃんと悠起(ゆうき)くん
地域の方のコミュニケーションの場としても利用されている「コトニの足湯」
写真は撮らせてもらえなかったが、ご年配のおふたりにも話を聞いてみると「ここで知り合った人が来ていることがけっこうあるんでブラッと来てはおしゃべりするんですよ」「ここで知り合いが増えたね」とのこと。見渡してみるとけっこう談笑している人も多いので納得だ。
「コトニの足湯」を管理している会社に問い合わせてみると「足湯の前にみんなの広場というスペースがあり、そこも含め地域住民の方々のコミュニケーションの場となっています」とのこと。コルテナの意味も聞いてみると、Kotoni(コトニ)……琴似、Ludico(ルーディコ)……楽しい、Terme(テルメ)……温泉、Nascita(ナシタ)……楽しい、の4語をかけあわせた造語だそう。
「JR琴似駅から空中歩廊で繋がっているため、雨雪の日でも関係ありません。駐車場は最大522台駐車可能で、どなたでも3時間は無料です(2015年2月1日現在)。琴似に来た際にはぜひご利用ください。もちろんテナントの利用もお願いしますね(笑)」と担当者。
JR琴似駅から空中歩廊で繋がっているとはいえ、ちょっとだけ離れているこのコルテナ。まだまだ知らない人も多いようだ。足を温めてゆっくりしたら疲れも吹っ飛ぶことマチガイなし。琴似に行ったらぜひ利用していただきたい。(注意:足を拭くタオルなどはないのでご自分で用意してネ)
▼KoLu TeNa I(コルテナI)
〒063-0814 札幌市西区琴似4条1丁目1-1
JR琴似駅から空中歩廊で直結
足湯の利用時間:9:00~15:00
利用不可日:水曜日
KoLu TeNa I のホームページ