【札幌市】筆者は雪が降らないところから昨年(2014年)札幌に移住してきた。だから、雪が降って積もって溶けて凍ってすべって寒くてうひょー……という日常にあたふたしながら札幌生活を満喫している。
歩くのが好きだからいろいろなところを散策をしているわけで、もちろんあちこちの公園にも行っては歩きまわっているってわけだ。
先日、すすきのから南の方向に歩き、中島公園を散策していたとき、えっ……という光景を目にした。
公園の中でスキーをしている人がいるのだ。
ダメでしょ。ここは公共の公園、危ないです……と思ったけど、何人もの人がスキーをしているから、ん?まてよ……とスマホでちょっと調べてみた。
そしたらなんとっ! 冬には中島公園内に歩くスキーのコースができて、しかもスキーグッズ一式を貸してくれるっていう情報を見つけた。
すごいな雪国。発想が違うね、ってことで早速歩くスキーに挑戦してきた。
歩くスキーは札幌中島体育センターで!3点を無料で貸し出し!
中島公園の歩くスキーは、一般財団法人さっぽろ健康スポーツ財団が運営する札幌市中島体育センターが行っている。
札幌市中島体育センターは、地下鉄幌平橋駅から中島公園の外側東の道を北に200mほど歩くと西(左)に入る道があるので(彌彦神社があり、そこを越えてすぐ)入っていくと100mほど行ったところにある。
▼札幌市中島体育センター
▼歩くスキー無料貸出所
体育センターの駐車場にプレハブ小屋が設けられていて、そこに「歩くスキー 無料貸出所」と書かれている。
無料?! 人様から高価なスキーグッズをお借りするのに無料? とビックリして聞いてみると、札幌市から委託された事業なんだそう。なるほど市民サービスの一環としての歩くスキーなんだ。貸してくれるのはスキーとシューズ、ポールの3点。
▼プレハブ内。スキー、シューズ、ポールの3点が無料で借りられるのだ
プレハブ内には棚があってカバンや服などは置いておくことができる。貴重品などは、体育センター内にあるコインロッカー(50円)を利用することも可能だから安心。また体育センターには更衣室もあり、そこも利用することができるから便利だ。
一周約15分の歩くスキー体験スタート!
▼中島公園歩くスキーコースのスタートとゴール地点
プレハブ小屋の裏が歩くスキーコースのスタートとゴール地点。コースの距離は約1kmとそれほど長くない。生まれてはじめて歩くスキーを体験する筆者。スキーも過去2回しか経験したことがなく、ボーゲンがやっと、それもスピードが出てくると開いていた足が閉じてきて転けるしか止まることができない……というほどの初心者である。
こわごわチャレンジしたけど、けっこう平坦なところが多く、ちょっとした坂はあるものの、それほどのスピードはでないから怖くはない。何度も転んだけど15分ほどで完走することができた。
楽しい~。
▼コースには迷わないようにこうして看板が立てられている
▼都心の真ん中で美しい自然を見ながら歩くスキーが堪能できるのだ
▼それほど起伏はないから慣れていない人でもすぐに楽しめる
何周してもかまわないから疲れるまで楽しめるのがいいね。
筆者ははじめてってことで間違った筋肉の使い方をしたのか1周でふくらはぎがパンパン、変な転び方をしたんで腰にけっこう負担が……ってことで1周でやめたけど、運動目的で楽しむのもいいかもしれない。
▼ネットで調べてはじめて来てみたという越田夫妻
筆者よりも少し遅れて歩くスキーをされていたご夫妻がいたのでお話を伺ってみると、ご主人の越田弘一氏ははじめてのスキーだったそう。カンタンだと思っていたけどけっこう難しかった……と。奥さまの敦子さんは若い頃にやっていたけど久しぶり……とのことで感覚がつかめなくて怖かったそうだ。でもどちらも、楽しかった~、とにかく無料でできるっていうのがイイネ、とおっしゃっていた。
都心部にある公園でスキーが楽しめる。本格的ではないけど、ちょっとした運動にはもってこい。いいところを見つけたぞ……とパンパンに張った足を引きずりながら帰った筆者である。
▼札幌市中島体育センター
札幌市中央区中島公園1番5号
TEL:011-530-5906
貸出期間:2015年1月4日(日)~2015年3月4日(水)
貸出場所:札幌中島体育センター 駐車場内プレハブ内にて
コース利用ができない日:1月30日(金)~2月1日(日)までと2月16日(月)
営業時間:10時~16時(16時までに返却)