美瑛「青い池」でライトアップ始まる!冬の夜に青い池という新提案

【美瑛町】美瑛ブルーとして知られる「青い池」。自然池ではなく人工池でありながら、コバルトブルーが美しいとあって、近年人気観光スポットとして定着しました。そんな青い池で夜間ライトアップが2014年12月20日から初めて行われることになり、青い池に新たな魅力、楽しみ方が加わりました。

青い池は四季を通じて様々な表情を見せてくれます。夏は青々と茂った木々と青い水面、秋は紅葉と青い水面、初冬は雪をかぶった周囲と青い水面を楽しむことができます。これまで文字通り「青い池」を楽しめるのは、冬を除く日中だけでしたが、2014~2015年の冬は夜間ライトアップを実施。全面結氷し雪に覆われてしまうため一面真っ白であるものの、青い光によって真冬の夜に「青い池」を楽しめるようになりました。

▼夏季の青い池

ライトアップは当初2014年12月13日からスタート予定と報じられましたが、町役場商工観光課によると、ライトアップはクリスマス前までにスタートする方向で検討が進められ、12月19日試験点灯、同20日一般公開と決定しました。ライトアップ期間は2015年2月末までで、毎日16:00点灯開始、21:00終了の5時間。天気が悪い場合にのみ中止されます。

ライトアップを見渡せるポイントは中央の一か所のみ。夏季には築堤の上の散策路を歩くことができますが、期間中は立入禁止となっています。ライトアップは、両端に複数箇所設置された合計10個のLEDライトで、真っ白な池全体を照らします。ホワイトからブルーというように、また、照明の明るさも変えながら、数分ごとに切り替わっていきます。それら照明に照らされて作られる枯れ木の影が、凍った池の上に映し出され、幻想的な光景を生み出します。



一番の見どころはやはり、池の上に照らされるブルーの光。既に結氷して真っ白な池ですが、そこに青い光が照らされることで、夏に見られるコバルトブルーの水面がそこに現れたかのようにも見えます。じっくり見てみると、青い色あいに違いがあることに気づくことでしょう。夕暮れからの点灯ですので、少し早目に到着して、明るいところから夜になるまでの変化を楽しむのもいいかもしれません。



いまやメジャーになった「青い池」ですが、これまで見たことのない「青い池」に出会える機会になるはず。一度訪れたことがある方もそうでない方も、防寒対策をしっかりして、冬の夜の魅力が加わった「青い池」にチャレンジしてみてください。