【札幌市】円山動物園で、この夏、動物の赤ちゃんの誕生が相次いだ。2014年7月11日にはレッサーパンダが、そして7月26日にはコツメカワウソが赤ちゃんを産んだ。夏前だが、6月6日にエゾユキウサギ、6月26日にスローロリスからも赤ちゃんが誕生しているから、動物園は赤ちゃんラッシュだ。
エゾユキウサギの赤ちゃん
▼エゾユキウサギの赤ちゃん。けっこう大きくなっている
6月6日に2匹の赤ちゃんが生まれたエゾユキウサギ。臆病な性格ということで、エゾユキウサギが飼育されいている「こども動物園」内「どさんこの森」は、赤ちゃんの誕生と同時に展示が中止されていた。そして子供がある程度大きくなった9月19日、閉鎖が解かれ「どさんこの森」の展示が再開された。
けっこう大きくなっているのでわかりづらいが、体の小さな2匹がいるのが確認できるはず。かわいらしい仕草で動き回る姿には胸がキュンとすることまちがいなしだ。性別はまだ判明していない。
▼左側が赤ちゃんエゾユキウサギ。エサを食べる仕草が超キュート
スローロリスの赤ちゃん
▼お母さんにぶら下がるスローロリスの赤ちゃん
6月26日に産まれたのがこちらのスローロリスの赤ちゃん。過去に何回か子育てがうまくいかなかったため、生まれた直後から閲覧制限がかけられていたが、7月11日より晴れて再開された。小さい頃はべったりとお母さんにくっついていたため見づらかったが、最近ではお母さんの元を離れひとりで行動する姿も見ることができる。小さくてかわいらしい姿をぜひ見ておきたいものだ。性別はまだ判明していない。
▼お母さんの背中に乗る赤ちゃんスローロリス
レッサーパンダの赤ちゃん
▼飼育員さんに抱えられて公開される赤ちゃんレッサーパンダ
7月11日に産まれたのがレッサーパンダの赤ちゃん。バックヤードでお母さんレッサーパンダが育児をしているので公開はまだされていない。しかし、そろそろ大きくなってきた……ということで、体重測定を公開の場で行ったり、飼育室でのヨチヨチ歩きが見られたりすることも。
ただし、お母さんレッサーパンダが赤ちゃんから離れなかったり、赤ちゃんレッサーパンダが巣箱から出てこないとそれも不可能。また飼育員さんの仕事の都合もあるから、赤ちゃんが見られるか見られないかは運次第。そろそろヨチヨチ歩き出した、ということで一般公開もそう遠くはないということだ。
▼ヨチヨチ歩きながら展示室に登場した赤ちゃんレッサーパンダ
ちなみにお父さんレッサーパンダの「セイタ」、お母さんレッサーパンダの「ココ」の間にはこれまで4頭の赤ちゃんが誕生しているのだそうだ。セイタ、ココはもちろんのこと、2012年に生まれた双子の「キン」と「ギン」も円山動物園で見ることができるゾ。
▼お父さんレッサーパンダのセイタ、お母さんレッサーパンダのココ
赤ちゃんレッサーパンダの性別はオスだと先日発表された。
コツメカワウソの赤ちゃん
▼コツメカワウソの赤ちゃん
7月26日に産まれたのがコツメカワウソの赤ちゃん。円山動物園ではじめてのカワウソの出産ということもあり、現在は公開を休止中。ただし、少しずつ大きくなってきたということもあり、赤ちゃん達に展示室に慣れてもらうという目的で、1日に数十分ほど展示室への扉が開けられる。時間が決まっているわけではないし、カワウソ親子のコンディションもあるので要注意。運が良ければ家族で仲むつまじくチョロチョロする姿が見られるはずだ。こちらも、赤ちゃん達が大きくなってきたので、一般公開もそう遠くないということだ。
▼家族で展示室でチョロチョロ
▼水に入っているのがお母さんの「イヨカン」、右端がお父さんの「サン」
赤ちゃんの性別は2頭がオス、2頭がメスと発表された。
赤ちゃんのかわいらしい仕草が見られるのは今のうち
動物の赤ちゃんの成長は早い。あっという間に大人になってしまうから、赤ちゃんのかわいらしい仕草が見られるのは今のうちだけだ。そんなレアな体験を円山動物園でぜひ味わってみては。
※補足:レッサーパンダとコツメカワウソの定時公開が10月4日からはじまる。レッサーパンダが木・金を除く10時半から11時、コツメカワウソが木・金を除く14時半から15時の間公開予定。