【札幌市】2014年8月29日、札幌市中央区北3条広場に花でデザインを描くフラワーカーペットがお目見えした。200人近いボランティアが約8万本のバラの花を使い、カラフルな花絵に作り上げた力作だ。
フラワーカーペットは花弁や自然素材を敷き詰め、一枚の巨大な絵を描くというもの。同イベント「SAPPORO Flower Carpet 2014」は札幌駅前通地区活性化委員会(札幌駅前通まちづくり株式会社内)が主催。オープンして間もない北3条広場、赤レンガテラス、チカホを会場に、札幌市内では初めて企画・開催した。
デザインは、首都ブリュッセルでは2年に一度フラワーカーペットの大きな祭典が開かれているベルギーのデザインをモチーフにした。花は、市場の規格に合わず処分される花を使用。赤や黄色、白など全6色、合計約8万本のバラを準備した。また、ラインなど細かい部分に使うカラーサンド(砂)を、14色、合計約890㎏を準備した。
フラワーカーペットは、北3条広場で大1枚、中2枚、合計3枚が制作され、それに加えて赤レンガテラス内やチカホでも制作された。主催者によると、ボランティア制作者募集の呼びかけに対して老若男女問わず約200人が応じ、子供たちの参加なども含めると合計約520人近くが関わった。参加者はリーダーの指示に従い、中央から端に向かって、指定された場所に指定された色のバラやカラーサンドを敷き詰めていった。
▼大デザインの図柄
▼制作するボランティア参加者
天候に恵まれたなか始まった制作作業は、昼を挟んで午後まで続けられ、予定通り16:30近くにすべての作業を終了。終了後、記念撮影前のボランティアに対する説明の中で『予想以上に完成度が高い』と高評価を得た。
なお、制作したフラワーカーペットは8月30・31日に各会場で展示され、北3条広場には一望するミニ展望台も設置される予定。30日のオープニングでは結婚式も行われる。
▼完成した大デザイン。参加者は道庁赤レンガをバックに記念撮影
実際に制作体験してみました!!
当日は北海道ファンマガジンモデルHOZUKIさんも参加、ほかの参加者と協力しながら花絵の制作に加わった。
▼映像
大学のボランティアサークル、市の職員の方、道外から移住してきた方などと話をしながら作ったので、一人でやるよりも楽しくあっという間に制作できました。上から見たらすごくきれいだと思うのでそれを見るのも楽しみです。とてもいい経験ができました!