郷土料理ガタタンがタコ焼きみたくなって新登場!「芦別ガタタンやき」とは


【芦別市】 芦別の郷土料理といえば「ガタタン(含多湯)」を思い浮かべる人も多いだろう。そのガタタンが「ガタタンやき」という名称で、タコ焼きみたくなって発売された。ガタタンの味を手軽に、気軽に食べられるようになった。

ガタタンとは?


ガタタンとは、近年注目されるようになった芦別市の郷土料理。とろみを付けた中華スープで、海鮮、豚肉、卵、シイタケ、タケノコ、野菜など10種類以上の具材をたっぷり入れたものである。戦後、旧満州から芦別に引き揚げてきた村井豊後之亮(むらいぶんごのすけ)が、中国の家庭料理をヒントに、自身が開店した中華料理店「幸楽」で提供したのが始まりとされる。現在市内では、10店舗以上がそれぞれ工夫を凝らし提供しているほか、アレンジしてラーメンにした芦別ガタタンラーメン(写真)も登場している。

ガタタンの魅力をぎっしり凝縮!



そんな芦別のご当地料理を手軽に気軽に食べることができるようにと、「ガタタンやき」を芦別振興公社が考案し、2013年春に新発売した。見た目はタコ焼きのよう。ガタタン同様、豚肉や海鮮、野菜といった具材をたっぷり使って焼き上げたタコ焼き状のものに、とろみあるガタタンを再現した、ネギたっぷりの特性ガタタンスープのあんをかけている。

小麦粉は道内産にこだわっている。味はあっさり。特性のあんもまろやかでとろみを感じる。小さいながらも、ガタタンの魅力をたっぷり詰め込んでいるのだ。



「ガタタンやき」は、まだまだ知名度は高くないが、芦別の新名物にと売込み中だ。道の駅スタープラザ芦別敷地内の本館横にある直売店左端「スキー場のたいやき屋さん」(9:00~17:00、0124-22-9534)で、6個入って380円で販売している。芦別スキー場名物のベーコンフロマージュ、宇治抹茶、かぼちゃ、カスタード、こしあんの各味のたい焼きも販売中。ドライブ途中に立ち寄ってみては。