直売所のリンゴ1袋200円がお得すぎる! 岩見沢の果樹園地帯で最盛期


【岩見沢市】 道内でリンゴと言えば余市・仁木が有名というものの、南空知でリンゴゾーンと言えば、岩見沢市奥地の毛陽・万字地区が筆頭に上がる。同地区のリンゴ果樹園地帯はちょうど最盛期を迎えており、果樹園直売所にはリンゴを求めて続々と人が訪れている。

同地区では昨シーズン(2012年)、雪害の影響とエゾシカによる食害が響き、収穫量は激減、地元のリンゴイベント「毛陽・万字りんご祭り」も中止に追い込まれたとあって、地元果樹園農家の今シーズンにかける思いは強いものがある。(なお、イベント自体は、2013年10月13日に「第一回毛陽・万字紅葉祭り」と名称を変えて復活している)

▼東井果樹園とリンゴの木々

岩見沢市と夕張市とを結ぶ道道38号線沿い、美流渡・毛陽・万字にかけて林立する果樹園農家では、9~10月の時期になると自宅前の直売所を開店。沿線を通る人たちが車を止め、ズラリと並んだリンゴを眺める姿が”風物詩”ともなっている。


万字地区の早川果樹園でも、この日は11:00過ぎに道道沿いの自宅前に台を設置。袋詰めしたリンゴを並べて、通りがかる人たちの目をひいている。販売しているリンゴは、大きめのサイズが6個入って200円とお得(別の種類は300円)。外見に難があるためワケアリとしての販売だが、味は普通のものと何ら変わらないという。試食もさせてくれるし、お孫さんも袋詰めで手伝う姿が微笑ましい。

二年ぶりに復活し最盛期を迎えた毛陽・万字のリンゴ果樹園地帯。直売所ならではの、味が確かでお得なリンゴがきっと手に入るはずだ。リンゴの木を眺めに、食べに、買いに、同地区を訪れてみてはいかが。