鰻よりウマい?!脂のりたっぷりの「根ぼっけ蒲焼丼」

もう土用の丑の日もすっかり過ぎてしまいましたが、今年の夏はウナギの値段の高騰が話題になりました。「ウナギの代わりにアナゴだ!」とか「サンマでも十分おいしい」とか「なんなら豚肉の蒲焼も」などなど、ウナギの代替品もいろいろと話題に上りましたが、実は函館にはウナギよりウマい(かもしれない)蒲焼が存在するのをご存じでしたか?その蒲焼は、函館市の東部・恵山地区の「道の駅なとわ・えさん」内の食堂「食彩なとわの里」にあります。

こちらがウナギよりウマい(かもしれない)、「根ボッケ蒲焼丼」。根ボッケとは、回遊せずに近海に棲みついているホッケのこと。あまり動かないために脂のりが良いのが特徴で、普通の真ホッケに比べて高値で取り引きされています。根ボッケ蒲焼丼は、恵山または隣の椴法華(とどほっけ)で獲れた根ボッケを惜しげもなくご飯の上にのせた丼。下には海苔と細切りの昆布が敷き詰められています。

「いくらウマいって言ったってホッケだからたかが知れてるじゃん」と思ったら大間違い。ホッケの常識を覆す柔らかな食感と脂のりの良さ、そしてくせのない白身のおいしさに誰もが目を見張り、「何これうまーい」と叫んでしまいます。おそらく、知らずに食べたらまずホッケだとは気付かないはず。それほど普通のホッケとはかけ離れたおいしさです。

お店で食べると2,000円も3,000円もしてしまうウナギに比べて、こちらはお味噌汁が付いて900円とコストパフォーマンスも抜群。函館市中心部からは車で1時間ほどかかりますが、行ってみる価値ありですよ!

食彩なとわの里では蒲焼丼のほかにも、根ボッケの刺身などの各種根ボッケ料理を提供しています。健康に良いとして話題のがごめ昆布を麺に練りこんだがごめ昆布ラーメンもユニークな一品。ぜひドライブがてら訪ねてみてください。


▼食彩なとわの里
所在地:函館市日ノ浜町31-2 道の駅なとわ・えさん内
TEL:0138-85-2727
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜日