【札幌市】 札幌市内の公道を颯爽と走るゴーカートをご存知でしょうか。赤と青のマリオのコスプレで赤いゴーカートに乗っていることから、リアルマリオカートを見た!との目撃情報が、2012年春以降ネット上で広まっています。果たして彼らの正体は?どういう目的なの? 気になっている方も多いはず。そこで今回、札幌市内の「マリオカートごっこ」関係者に話を伺いました。(写真はオートショップビリーブ提供)
札幌市内を走るゴーカートの一行は、あのマリオカートのキャラクターイメージそのまま。赤・青のマリオ、緑のルイージ、きのこっぽいキノピオ、ピンクのドレスを着たピーチの4名が運転するゴーカート4台が連なり、自動車に並んで札幌市内の一般道を走っています。ひとたび公道を走れば、通行人らの注目を集める一行。世代を問わず人気で、すぐに人が集まり、声援を送ったり、写メを撮ったりしています。
“マリオたち”が乗るのは、普通免許で運転できる公道仕様のミニカー「X-Kart」。見かけはゴーカートそのもので、全長約2m、全幅約1.1m。50ccのエンジンを搭載し、ヘルメットやシートベルト着用の義務は無く、制限速度60kmで公道を走ることができます。車高が低い為、体感スピードはプラス30kmほど感じる自動車です。
ところで「マリオカートごっこ」では、どんな人たちが運転しているのでしょうか。北海道唯一の代理店「オートショップ ビリーブ」(札幌市白石区)によれば、北海道としては第1号車のX-Kartオーナーが自らマリオに扮して運転しています。「マリオカートごっこ」では、その他 同店の客らがドライバーとして加わって走行しています。
「マリオカートごっこ」は、2012年春にX-KartのPRを目的として私服で走行したのが始まり。しかし、写真を撮ってもよいものか、話しかけて良いものかという通行人が多く、ドライバーとの距離感があったようです。その後、マリオのコスプレをしてきたX-Kartオーナーと走行したところ、私服走行の時よりも沿道の人たちが笑顔で、手を振る人や、写真撮影を求める人が大勢いたことから、ドライバー全員が自由にコスプレして走行するようになりました。実は、赤い甲羅の亀や、作りもののバナナといった小道具もカートに忍ばせており、沿道の人たちに笑顔を届けています。
街中での走行を見てか反響は大きく、「オートショップ ビリーブ」ではレンタル予約も多くなったとか。乗った人にしかわからない満足感があるとのことで、同店の谷口店長は「とにかく乗ってみてください」と話しています。X-Kartのレンタルも好評稼働中とのことなので、気になった方は同店へお問い合わせを。
▼取材協力:
オートショップ ビリーブ(札幌市白石区川下 796-49)
011-598-6172
http://www.auto-shop-believe.com/