2012年2月、えりも町に新たな「ゆるキャラ」が誕生しました。町内の湖をモチーフにした赤ちゃん言葉を話すキャラクター「とよにんくん」です。
襟裳岬で有名なえりも町のキャラクターと言えば、株式会社藤田昆布加工場発の女子中学生萌キャラ「青春☆こんぶ」が全国的に有名ですが、そんなえりも町に2012年2月、ゆるく癒し系なキャラクターが誕生しました。
名前は「とよにんくん」。体よりも大きい顔は水色でハート形をしており、目は黒。口の部分におしゃぶりを咥えています。顔の周囲は緑色で囲われています。体には赤いふんどしらしきもの一丁。それは体の後方に長く伸びています。
とよにんくんのモチーフになったのは、日高山脈南端部の山間、えりも町目黒地区にある周囲1kmの自然湖「豊似湖」です。この湖は上空から見るとハート形をしていることで知られており、石屋製菓のCMでも話題になった神秘の湖です。
「豊似湖」国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省・1977年より
とよにんくんは、架空の妄想組織「襟裳岬妄想協会」のキャラクターで、青春☆こんぶの田中氏が考案しました。デザイナーはいまのところ秘密。現在は主にtwitter上で「襟裳岬」関連のツイートを捕捉し、リアクションするという行動をとります。また、えりも町関連のことを広報的につぶやきます。
2012年2月2日に「とよにんくんよろしくおねがいばぶー」という呟きで突如として始まったとよにんくんの活動。赤ちゃんという設定であるためしばらくは「おはばぶー」「おふろちゃぷちゃぷ」「ふうそく25メートルおーばー ばぶーばぶー」などとひらがなでツイートしていました。基本は「なきうさぎ」「つぶさし」といったえりもに関係するワードを使いツイートしています。尊敬してるゆるキャラは、「くまむしさん」とのこと。
今後の展開について、田中氏は「妄想協会では襟裳岬にちなんだ写真・文芸・イラストなどを取り上げて行く予定です。ですが、非公認・未公認の団体であるため、どの方向に行くかはそのときの気分」と話しています。グッズの制作も手掛けたいとのこと。皆さんもとよにんくんtwitterアカウントをフォローしてとよにんくんに絡んでみてください(facebookアカウントもあるようです)。