北海道に市町村はいくつあるでしょうか。正解は179。2004年11月までは212市町村でしたが、平成の市町村大合併で一気に減少しました。その179市町村すべてをご存知でしょうか。単に読めるだけではなく、どこにある市町村かわかるでしょうか。
その179市町村の名称と場所を学べるのが「北海道179市町村パズル」。このパズルを使えば、北海道の179市町村を知ることができること間違いなしですよ。
北海道179市町村パズルとは
「北海道179市町村パズル」(メリーさんの北海道パズル)は、2019年12月にクラウドファンディングのプロジェクトで商品化されたものです。
北海道の市町村をパズルで楽しめるものは、それまで存在しませんでした。パズルを通して子どもたちが遊びながら北海道を学べる環境を作りたいと、プロジェクトはスタート。
北海道には大人でも読めない市町村名が多いもの。聞いたことのない地名もあると思います。また、北海道と言っても広いので、縁もゆかりもない地域については、地名と場所が一致しないことも多いものです。
そこで、子どもだけでなく、大人も楽しみながら北海道を学べるものはないかと、パズル制作に行きついたというわけです。
113ピースの「北海道179市町村パズル」
ただ、179市町村そのまま179ピースにすることはできなかったよう。実際には面積の小さい市町村を合わせて1ピースにするなどし、113ピースで「北海道179市町村パズル」を実現させました。例えば、中空知の面積の小さい市町群(滝川市・砂川市・赤平市・歌志内市・奈井江町・上砂川町)で1ピースになっているのはその一例です。なお、サイズはB3判です。
振興局をベースに、地域別に色分けされているのも特長。渡島・檜山地方、胆振・日高地方、石狩・空知・後志地方、上川・留萌地方、宗谷地方、網走・北見・紋別地方、十勝地方、釧路・根室地方の8エリアに大別。
島しょ部では、奥尻島(檜山管内奥尻町)、利尻島(宗谷管内利尻町・利尻富士町)、礼文島(宗谷管内礼文町)、天売島と焼尻島(留萌管内羽幌町)、渡島大島と渡島小島(渡島管内松前町)、北方領土も択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島の4ピースが存在します。
各地方名、市町村名にふりがながふられているのも、うれしいポイント。子どもはもちろん、大人でも読めない地名があるので、ふりがなで確認しながら市町村を覚えて行くことができそうです。
実際にパズルをやってみたら何分かかるのか
北海道ファンマガジンとしては、実際にやってみるしかありません。
まずは、札幌在住の若い女性コンビ(川村莉央さん・長谷来実さん)は5分以内にどれくらい埋められるのでしょうか。
渡島管内七飯町出身の川村さんは、道南(渡島・檜山)から攻める作戦。わかる地元からやってみるのがベストです。「道南は網羅している」という川村さんは、1分ほどで渡島半島の市町村をクリア。
一方、長谷さんは道東から攻める作戦。色分けされている色を頼りに釧路・根室エリアをクリアしていきました。
2人が力を合わせて完成させた北海道は、69ピースという結果に。44ピースを残して終了しました。「うちら最強だから、これを抜かす人はいないと思う」と豪語した2人ですが、果たして。挑戦を待ちます。
さて、このパズルを北海道観光マスターが1人で挑戦するとどうなるのでしょうか。何分かかるのでしょうか。
1人で両手で頑張りましたら、6分10秒という結果に。
「北海道179市町村パズル」をやってみて感じたメリットは下記の通りです。
- 親子・友達同士などで遊びながら地元北海道を学べる
- ふりがながふってあるので、難しい読み方でも読める
- 市町村の所在地域がわかり、実はこの地方の街だったんだと学べる
- 市町村の位置関係がわかり、実は隣同士だった市町村に驚く
- 市町村のだいたいの形がわかるので、こんなに広いのか狭いのかが学べる
市町村ジグソーパズルアプリで北海道市町村早並べに挑戦
さて、似たようなものに「市町村ジグソーパズルアプリ」があります。これは全国の市町村のピースを地図上に当てはめていくアプリとなっています。
北海道についていえば、振興局別に179市町村を当てはめていきます。旧212位町村別のジグソーパズルのバージョンも存在します。このアプリで北海道の市町村を手軽に学んでみるのもよいでしょう。
いかがでしたか。北海道179市町村を学ぶ方法として、実際に現地を訪れるのがベストですが、まずは、ジグソーパズルを活用してみて楽しく学んでみるのはいかがでしょうか。