旭川の観光スポットと言えば旭山動物園が有名です。動物本来の躍動を見せる展示が人気を呼び、日本のみならず、外国からもたくさんのお客さんが押し寄せています。しかし動物園を見ただけで帰るのはもったいありません。
食材にこだわった食事が楽しめ、冬のアクティビティを堪能できる、東門駐車場近くの「レストハウス雪の村」を紹介します。
▼スキー場のレストハウスの面影が残る建物
雪の村は、50年ほど前から同地で営業していた旭山スキー場のレストハウスとして開業しました。その後の旭山動物園の人気により通年営業となり、2003年(平成15年)にスキー場が廃止されたことから、独立したレストハウスにリニューアルされました。
内装は市民スキー場のレストハウスそのもの。小学校のスキー学習を思い出し、懐かしさがこみ上げます。
地元にこだわった料理を手ごろな価格で提供
▼こだわりの食材を使った料理はここで作られている
レストハウスで提供しているメニューには、北海道産や旭川産にこだわった食材がふんだんに使われています。ジンギスカン(900円)は、地場鋳物工場製ジンギスカン鍋「蒼き狼」と、大量生産せずにじっくりと作り上げることで定評のある和寒金子精肉店のタレ付き肉を使用。ビニールハウスや屋外テラスで味わうことができます。
カレーライスの肉は地元のブランド牛「旭高砂牛」を使い、マイルドな「欧風」とスパイシーな「インド」の2種類(いずれも700円)を用意しています。以前は厨房で働くパートさんが考案した「たか子“たち“のこだわりカレー」など、攻めたメニューも提供されていました。
▼50年の歴史が詰まった旭川ラーメン
▼ミニ豚丼セットは700円
特におすすめが醤油ラーメンです。約50年も変わらぬレシピで作られている正統派の旭川ラーメン(500円)は、豚骨ベースながら飽きのこないアッサリとしたお味。特製のチャーシューは肉厚で、道内産小麦麺が使用されています。市内の人気店からインスパイアされた生姜ラーメン(550円)や豚丼(550円)も人気です。
いずれもお米は東旭川産「ななつぼし」を使用。シンプルに味わいたい方は、普通卵の2倍のDHAを含み、ビタミンEが9倍と栄養豊富な卵を使った、こだわりのたまごかけごはん(400円)はいかがでしょうか。
大人も子どもも楽しめる冬の遊園地
▼ワクワク感がたまらない冬のアクティビティ
▼振り落とされないよう、しっかりと保持ベルトを握る
スキー場跡地を利用した「冬の遊園地」は、アクティビティが充実しています。スノーラフティングとスノーバナナボートは1回500円(小学生以下200円)。1周約300mのコースを2周します。スノーモービルが旋回するたびに、スノーラフティングやスノーバナナボートが大きくドリフトし、スリル満点。お子さんはもちろん、大人も歓声を上げてしまうほどエキサイティングです。
▼寒さに感激する台湾からのお客さん
「圧雪車遊覧」は1回600円(小学生以下200円)。ゲレンデコースの雪を踏み固めて山頂まで登ると、雄大な景色が一望できます。「日本のお客様は寒そうにしていますが、外国からのお客様は、初めての雪や体験したことがない寒さに興奮されています」と反応の違いを教えてくれました。
乗物体験メニューを複数回楽しみたいのなら、どんな組み合わせでも3回乗れる1,200円(小学生以下300円)のライドチケットがお得です。
▼親子仲良くソリ遊び
▼スキーレンタルも
なだらかな斜面のゲレンデには、ロープリフトが設置され、スキーやスノーボード初心者の練習に最適です。また、短いながらもスピード感あふれるそりコースも設置。ヒップそりを無料で貸し出していますので、食後の運動として気軽に楽しむことができます。
▼忘れられない冬の思い出が待っている
雪の村は、旭山動物園の冬期の営業時間のそれぞれ開園30分前、閉園30分後にあたる10時から16時まで営業していますので、動物園を楽しむ前か、その後に利用することが可能です。雪の村で昼食をしたりアクティビティを楽しんだ後に、再入園することもできます。動物園と合わせて訪れてみてください。
所在地:旭川市東旭川町倉沼11-15
営業時間:10時~16時(ラストオーダー15時30分)
営業期間:冬期営業月日2018年11月11日~2019年4月7日
夏期営業月日2019年4月28日~2019年11月3日(予定)
冬の遊園地営業期間:2018年12月22日から2019年3月3日(予定)
連絡先:0166-36-1941