北見市に家族で楽しめる焼き鳥居酒屋「やまねこ にゃお」オープン!

北見市中心部の繁華街に2021年4月14日(水)、焼き鳥居酒屋「やまねこ にゃお」がリニューアルしてオープンしました。店長を務めるのは、神奈川県から家族で移住した姉歯隆次さん(37)。家族で楽しめる居酒屋、そして北見の人が集う場を目指しています。

北海道北見市に移住して居酒屋店長になったワケ

店舗入口と姉歯店長

姉歯さんはもともと神奈川県川崎市に住み、10年以上居酒屋に勤務。そのうち5年は店長経験があります。

居酒屋での労働環境と家庭の時間のバランスに悩んでいたという姉歯さん。北見市と地方創生に係る連携協定を締結していたIT企業、株式会社要(本社:東京都千代田区)の田中恵次代表との出会いが転機となりました。

2020年秋、姉歯さんは田中代表と共に北見市を初訪問。子どもを3人育てていることもあり、北見市の自然の豊かさや子どもたちへの食育の環境に感動し、移住を決意しました。移住後は居酒屋経験を生かして、リニューアルした居酒屋の店長として働くことになりました。

燻製メインの居酒屋から焼き鳥屋へ

リニューアルオープンした店舗は、もともと地元企業が約3年運営していた人気店「山猫 酒場」。株式会社要の関連会社である株式会社司が店舗譲受したうえで、リニューアルしました。

「山猫 酒場」時代は大人向けの雰囲気で、燻製がメインの居酒屋でした。姉歯さんは3月から約1カ月半かけて厨房などの工事を行い、4月14日に焼き鳥居酒屋「やまねこ にゃお」に看板を付け替えてオープンしました。

「自分の子どもを呼べないのは寂しい。子どもたちも一緒に楽しめるような雰囲気の店づくりをしたい。定休日にはお客さんと一緒に家族ぐるみで楽しめるイベントもできるようにしたい」

そのイメージから、子どもにも親しみやすい店名にし、禁煙にし、メニューを一新しました。その効果もあってか、「常連の市役所職員が子どもと一緒に店に来てくれるようになった」と笑顔を見せます。

北見産を積極使用した地産地消の焼き鳥居酒屋

イチオシの「ねぎま」

リニューアルに際して、焼き鳥を焼いている様子をガラス越しに見られるように工夫しました。焼き台では土佐備長炭を使用しており、そのために炭の香りをよく感じる焼き上がりになります。

焼き鳥メニューは約10種類。ねぎま、せせり、手羽先、白レバー、ささみの梅しそ、ささみの山わさび、砂肝、ハツ、自家製つくね、豚バラ串を提供します。

一番人気の「ねぎま」には北海道産の鶏「桜姫(さくらひめ)」を使い、ヒマラヤ山のピンク岩塩を振って焼き上げています。クセが少ないと人気の「白レバー」は、一つの業者から週に1~2㎏しか仕入れることができない希少な部位を使って塩で焼き上げ、仕上げにごま油を塗ります。

白レバーも人気

姉歯さんは鮮度の良い北海道産鶏肉を仕入れており、北見フレンドポークを豚バラ串として提供しています。米やたまねぎも北見産を使用。北見やオホーツクの地産地消を目指したメニューを揃えています。

焼き鳥以外では、親子丼、夜の〆メニューとして喜ばれている鶏白湯ラーメン・スープも提供。この白湯スープは鶏のガラなどを4~5時間強火で煮込んで作ったもので、ランチ時にも提供しています。ランチ営業では、日替わり「にゃおの気まぐれ弁当」も販売しています。

鶏白湯ラーメンも夜の〆に人気

「ミッションは『焼き鳥で北見をハッピーにする』。姉歯店長は某テーマパークでアトラクションの船長の経験がある。エンタメ要素を絡めてトータル的な意味で喜んでもらえる店にしたい」と田中代表。姉歯店長は、「北見の人が楽しい、リフレッシュできる、活力がもらえると感じていただける店にしたい。ぜひ家族で来ていただきたい」と呼び掛けています。

焼き鳥居酒屋「やまねこ にゃお」
所在地:北見市北四条西3-4-3
営業時間:17時~24時(日・月は定休日)
電話:0157-33-5993
※店舗の営業時間や定休日等の情報は変更の場合があります。

(※写真は「やまねこ にゃお」提供)