8種類のリンゴジュースから甘酒まで!壮瞥町「農産物直売所サムズ」

道の駅といえば、旅のひとつのお楽しみ。最近では北海道内でも新しい道の駅ができたり、リニューアルオープンしたりと、何かと活気づいています。そんな道の駅の魅力を盛り立てているのは、中に入っている多彩な店舗だと言って過言ではないでしょう。

今回は数ある中から、有珠郡壮瞥町の道の駅「そうべつ情報館 i(アイ)」に入っている「農産物直売所サムズ」(以下サムズ)というお店をピックアップ! 思わず行ってみたくなる秘密に迫ります。

こんなにもプライベートブランドが!

▼たくさんの商品で溢れるサムズの店内

道内の道の駅といえば、地元のお土産品のほか、新鮮な野菜が安く手に入るイメージを持っている人も多いかもしれません。ここサムズでも、もちろん地元産にこだわった農産物を取り扱っていて人気を得ています。

しかし、サムズがすごいのはそれだけじゃありません。なんと24ものプライベートブランド商品を生み出しているのです。こちらも農産物同様、地元産にこだわったものばかり。どんなものがあるのか、さっそく見ていきましょう。

▼リンゴジュースはこれでもほんの一部

1996年頃から扱っているというリンゴジュースは、使っているリンゴ別に種類があり、今年は8種類ものリンゴジュースを製造販売しています。どのリンゴジュースにしようか迷ってしまいそうですが、ご安心を。甘さの強いものから酸味の強いものまで順番に表記した味見表があり、好みのものを選べるようになっているのです。スパークリングタイプやちょい飲み用サイズなど、いくつか購入して飲み比べても楽しいかもしれません。

▼リンゴのプロが作るアップルパイ

同じくリンゴを使った商品で、さらにおすすめなのがアップルパイです。地元の浜田園という果樹園農家が手作りしていて、シナモン不使用でバターたっぷり。

▼浜田園からは昭和新山も見える

もっちりとした食感のアップルパイは、シナノスイートとフジを使用。それぞれのリンゴの特徴をしっかりと引き出していて、さすが果樹園農家さんといった感じです。

▼地元のお米で作るあまざけは大人気

さて、今年(2017年)3月に新発売して以来、昨今のブームも相まって大人気になっているのがあまざけです。原料は地元壮瞥産米の「きたくりん」。麹も同じくきたくりんを使っているという徹底したこだわりぶりです。しかも砂糖は不使用。お米本来の優しい甘さがほんのりと感じられる、くせになる味わいです。

▼発売から半年で2000本が出荷されたあまざけは実は手づくり

あまざけを作っているのは、地元の岡田屋本店。評判が広がり、あちこちから作ってほしいと依頼が来ているそうです。酒粕不使用でノンアルコールなので、小さなお子さんでも楽しめるのがいいですね。

買い物を楽しんで、情報を得て、学んで

さまざまなプライベートブランド商品を開発し、地元の魅力を発信しているサムズ。今年でちょうど10年目となるそうですが、まだまだラインナップは増えていくようです。

そんなサムズが入っているのが、先にも述べたように壮瞥町の道の駅「そうべつ情報館 i」です。

▼壁面の大きな「i」のロゴが目印!

名前に「情報館」と付くだけあって、この道の駅内にはNPO法人そうべつ観光協会が入っていて、壮瞥町の道路情報や観光情報などを得ることができます。

▼壮瞥町のあれこれが知りたいならここ

また、2階には「火山防災学び館」があり、火山の仕組みについて解説したパネルや、有珠山が噴火した当時の実際の新聞記事などを見ることができます。

▼学んでから観光すると、より深い感慨が

買い物を楽しむだけでなく、役立つ情報を得ることで観光の大きな助けにもなる「そうべつ情報館 i」。ここでしか買えないサムズの商品もたくさんあるので、壮瞥町に訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。

農産物直売所サムズ
公式サイト
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そうべつ情報館 i (アイ)
所在地:有珠郡壮瞥町字滝之町384-1
TEL:0142-66-2750
休館日:年末年始(12/31~1/5)、毎週火曜日(11/16~3/31の祝日以外)
開館時間:9時~17時30分(4/1~11/15)、9時~17時(11/16~3/31)

そうべつ観光協会
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