北海道内には100を越える数の道の駅があり、それぞれに地元の特色を身近に感じられる楽しみがあります。今回ご紹介するのは「道の駅しかべ間歇泉公園」。海と温泉をテーマにした道の駅で、水産加工品を購入したり、食堂で味わったり、はたまた足湯を堪能したりすることもできます。中でもオススメなのが、温泉の蒸気を利用した「温泉蒸し処」。一体どんな施設なのか、動画も併せてご覧ください。
その場で購入、その場で調理
▼新しくきれいな道の駅にテンションアップ!
2016年3月にオープンしたばかりの「道の駅しかべ間歇泉公園」。国道278号線沿い、茅部郡鹿部町に位置しています。鹿部町の資源である海の幸と温泉を一度に楽しめる施設とあって、早くも人気スポットとなっているようです。
▼隣接する「バーベキュー処」と「温泉蒸し処」
中でも話題なのが、敷地内にある「バーベキュー処」と「温泉蒸し処」です。今回は、ちょっと珍しい「温泉蒸し処」にスポットを当ててみましょう。
▼必要なものはすべてここで揃う
温泉蒸し処を利用するには、まず受付が必要です。受付をすると、火傷防止の耐熱手袋や利用案内書が無料で貸し出されます。ちなみに利用できるのは大人のみ。子どもは蒸し釜エリアへ立ち入ることはできないので、注意してください。さらに、蒸籠(せいろ)自体は無料で利用できますが、食材は物産館で購入しなくてはなりません。持ち込みは不可なので、この機会にぜひ野菜や魚介類、玉子など、地元で獲れた新鮮な食材を味わってみてください。
▼いざ、蒸籠へ食材を投入!
蒸籠の蓋を開けると、高温の蒸気が立ち上ります。食材を入れて蓋をして、待つこと約10分(食材によって異なります)。自然のエネルギーだけで食材がおいしく蒸し上がるなんて、ちょっと感激してしまいます。
▼蒸すことによってさらに際立つ素材の旨み
蒸し上がったものは、道の駅の「浜のかあさん食堂」で食べることができます。出来立ては言うまでもなく、アツアツ、ホクホク。実際に蒸籠を利用する様子、食べてみた感想は、動画でどうぞ!
【動画】蒸し釜体験しちゃいました!
間歇泉を見ながら足湯でほっこり
「道の駅しかべ間歇泉公園」は、その名の通り「しかべ間歇泉公園」に併設された道の駅です。間歇泉とは、地面から噴き出す温泉のこと。日本国内に10カ所しかない温泉で、約10分間隔で地下26メートルから地上15メートルほどの高さまで噴き上がる様子は迫力満点です。
▼噴出量は1回につき500リットルにも上る
「しかべ間歇泉公園」へは道の駅内の入場口から入ることができます。有料(大人300円、小・中学生200円、未就学児無料)ですが、見る価値は大いにあり。この温泉を利用した足湯コーナーもあるので、温まりながら噴き出す間歇泉を待つワクワク感を味わうのもいいかもしれません。
▼足湯で心までポカポカに
もちろん、道の駅にはお土産や特産品の売り場も充実。鹿部町に数ある水産加工会社から全国に出荷している、自慢の製品をここで購入することができます。
▼どれもおいしそうで、目移り必至
また、先ほど紹介した「浜のかあさん食堂」は地元の漁協女性部が運営している食堂。新鮮な魚料理や特産品のたらこが評判です。
▼ゆったり広いスペースで、窓からは海も見える
多彩な魅力がぎっしり詰まった「道の駅しかべ間歇泉公園」。家族で行っても、カップルで行っても、盛り上がること間違いなしです。それでは最後に、以前、北海道ファンマガジンに掲載した鹿部町の間歇泉の様子を動画でもう一度ご紹介します。これを見ると、訪れてみたい気持ちがさらに高まるかもしれませんよ。
【動画】間歇泉
道の駅しかべ間歇泉公園
所在地:北海道茅部郡鹿部町字鹿部18番地1
電話:01372-7-5655
営業時間
3月20日~11月30日:月~木9時~17時、金~日・祝8時30分~18時、定休日なし(※急な定休日については公式HPにてお知らせ)
12月1日~3月19日:月~木10時~15時、金~日・祝9時~18時、(1月4日~3月19日:毎週水曜定休/12月30日~1月1日:年末年始休み)
公式サイト
取材協力
鹿部温泉観光協会
所在地:北海道茅部郡鹿部町字鹿部18番地1
電話:01372-7-5655
公式サイト
モデル:清水香菜美