北海道では冬が訪れると、雪や氷のイベントが各地で行われます。日本では珍しいモール温泉で知られている十勝川温泉でも、そんな冬季限定のイベントが開催されています。広大な雪原で繰り広げられる光と音のファンタジー「彩凛華」(さいりんか)です。今年(2018年)は2月25日(日)までということなので、終了する前に会場を覗いてきました。
彩凛華®のはじまり
彩凛華は、十勝が丘公園ハナック広場で開催されています。農業用の保温材を使って三角錐を作り、その中に電球を入れます。こうした三角錐をいくつも作り、さながら光の森のような光景を演出しています。
使用した電球の数は約600個。その600個の電球が、音楽と連動して色鮮やかに輝きます。このイベントの正式な名称は「おとふけ十勝川白鳥まつり 彩凛華」と言います。
▼音と光を連動させて幻想的な空間が演出される
彩凛華のはじまりは、1992(平成4)年、十勝川温泉に飛来する白鳥にちなんだ「白鳥まつり」でした。1999(平成11)年には「白鳥まつり 彩凛詩」となり、その後、イベントがイメージしやすいように彩凛華に変わったのだそうです。冬のまっ白な大地に色とりどりの花が咲いているイメージがその名に込められています。
▼19時~21時の間に4回の光と音のショーが行われる
昨年は37日間開催して動員数は63,608人でした。今年は、30日間の開催で50,000人の動員を予定しているのだそうです。
壮大な光と音のエンターティンメント
▼刻々と変化していく色合いを楽しむ
会場では、光と音のショーが見られるだけでなく、スノーラフティングや手湯、雪の滑り台、スノーキャンドルづくりなど、いろいろな楽しみ方が準備されています。
▼気温が低ければシャボン玉を凍らせることもできる(写真提供:音更町十勝川温泉観光協会)
子どもたちが集まっていたのは入口付近にあったインタラクティブ映像。動きに合わせて光が動くとあって、子どもたちの歓声が上がっていました。
▼子どもたちに大人気だったインタラクティブ映像(写真提供:OKAHON)
このインタラクティブ映像を製作した岡本和之さんにお話をお聞きすると、このインタラクティブ映像に関わったのは2年前から。最初は2日間の展示だけだったのが、子どもたちの反応が良かったので、昨年は土、日の展示になり、今年からは毎日展示されることになったのだとか。
▼特別に昼間に撮影させてもらいました
今年(2018年)の彩凛華の開催は2月25日(日)まで。残りの日程が少なくなってきているので、興味がある人は急いで行ってみてください。今年は無理でも、来年もまた開催されますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
所在地:十勝が丘公園ハナック広場(北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目4番地)
問い合わせ先:0155-32-6633(十勝川温泉観光協会)
期間:2018年1月27日(土)~2月25日(日)
時間:19時~21時