【知内町】 「重内展望台」という場所をご存じだろうか。知る人ぞ知る穴場スポットで訪れる人も少ないのだが、ここがとても感動的なビュースポットなのだ。ということで、今回は「重内展望台」(おもないてんぼうだい)からの風景をお届したい。
展望台から見る風景は360度ではないが、東側の津軽海峡方向を眺めてみる。展望台のある山の麓から、重内平野を海に向かって一直線に貫く直線道路が印象的だ。この道路は道道698号線で、海岸近くで国道228号線にぶつかる。そして海岸付近は知内町市街地となっている。周辺の田園地帯、取り囲む山々、そして津軽海峡、知内町市街地、晴れていれば津軽海峡の先に青森県の山並みも見ることができる、贅沢な展望台なのだ。それゆえ「大パノラマ展望台」とも呼ばれている。感動するに違いない。
3kmに渡る直線道路は、この展望台がある山にぶつかってカーブするのだが、直線道路の正面にあるのが重内神社の鳥居なのである。道道はいわば非常に長い参道のようにも感じる。麓の神社から展望台までは階段が200段あるが、夏季なら車でも展望台近くまで登っていける。展望台は1997年建築の木製で、らせん階段が設置されている。
かつて、ある男女がこの場所で出逢ったことが縁で結婚したという逸話があり、縁結びの地ともされているという。ほとんど人が来ない展望台であるが、気になる人は訪れてみてほしい。素敵な出逢いがもしかしたらあるかもしれないゾ。
▼重内展望台
知内町字重内、知内町市街地から道道698号線で車で約5分
入場無料