冬はダイヤ乱れすぎ!

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 さて、冬にJRをはじめバスや飛行機で旅行する計画をたてるあなた!少し覚悟が必要です。雪で簡単にダイヤが乱れます。まず飛行機の場合。当然濃霧などで着陸不能という場合もありますが(霧対策がなされていますところもあります)、大雪になっても離着陸不能になります。ちょっとの雪ではそんなに影響はありませんが、大雪または猛吹雪のとき、飛行場滑走路等の除雪排雪が間に合わず、やむなく欠航便続出ごしゅうしょうさま~となってしまいます。大雪のときは、除雪をいくらしても次から次へと雪が積もっていきます。きりがありません。道外から来る飛行機では着陸できず引き返すこともあります。

JRでさえも……

 次にJR。JR北海道は雪の経験をつんできているとはいえやはり大雪には勝てません。札幌駅は特に乗降者が多い駅。電車(北海道では汽車と言う)も次から次へと出入し、ダイヤも北海道一の過密エリアです。

 過去に例があったのは駅構内のポイントが動かなくなったとき。朝の通勤ラッシュでしたが、苗穂駅以降で電車が渋滞しました。普通に45分電車内ですし詰め状態でした。また、2005年はじめは数十年ぶりの暴風雪に見舞われ、汽車すら立ち往生してしまう事態になりました。このときは、車でさえ、大渋滞、まったく動かない状態でしたから、汽車だってそうでしょう。ラッセル車も追いつけない、そんな状況で、運休はやむをえない……。まぁこういうこともあるんですよということ。

 また、積雪状態は地域によって違うため、遠くからやってくる特急電車、特に帯広や釧路、網走から峠を越えてやってくる電車が遅刻します。接続列車や待ち合わせの通勤列車などに迷惑がかかることが多いです。そうでなくても、冬季間は2,3分遅れることも日常茶飯事ですので、通勤通学は余裕を持って家を出ましょう。

 なお、冬は駅改札口付近で遅延証明書をもらっている人をよく見かけます。大々的に、全路線で大幅な遅れがあったとき、そこは長蛇の列と化しますので注意を。遅れたときは必ずもらいましょう。学校の先生が朝一番の電車に乗っても、電車が結局動かず、学校に行けないということがありました。

地下鉄が一番確実!

 札幌市内には地下鉄があります。冬で一番確実な乗り物、それが地下鉄です(ただし人身事故等を除く)。また市電もありますが、こちらも時間的には微妙です。ですが比較的頻繁に走っていますので問題ないです。雪が降ると「ササラ電車」と呼ばれる市電特有の除雪専用車が走ります。車両の前と後ろに竹のササラをつけて除雪をするというもので、これも見ものでしょう。