全国展開する人気十勝豚丼専門店「㐂久好(きくよし)」のルーツである帯広総本店は、店主の引退を機にメニューを一新し、2019年6月28日にリニューアルオープンします。総本店限定のメニューとして、話題を呼びそうな大盛り豚丼「十勝豚丼 総本店盛り」も提供。店舗を継承する運営者は、帯広を訪れる観光客も集客していきたいと意気込みます。
店主が引退。その想いを引き継いで
▼㐂久好 帯広総本店
「㐂久好(きくよし)」は、創業者である松久和雄さんが「肉の旨味を堪能してもらいたい」との想いで1996年6月に帯広市内にオープンした、十勝豚丼専門店の老舗のひとつ。2階建て店舗の1階を店舗に、2階を自宅にして、20年以上豚丼を作り続けてきました。
その名店とライセンス契約を結んだのが、丼チェーン「伝説のすた丼屋」やステーキ業態「デンバープレミアム」などの飲食店を運営する株式会社アントワークス(本社:東京都)です。
同社は「㐂久好」の名を借り、レシピを受け継いで2017年4月に東京1号店をオープン。それ以来、わずか2年で全国に16店舗(総本店を除く)を展開してきました。道内では、2018年6月にオープンしたイオンモール旭川駅前店があります。
今年4月に松久さんが引退を決断し、5月末に閉店する方針であることを受け、同社が受け継いでリニューアル。店頭や店内のレイアウトはそのままに、メニューを一新して6月28日に「帯広総本店」としてオープンすることになりました。
▼店内は基本的には変わっていない
北海道産豚肉とななつぼし使用を謳う十勝豚丼
「㐂久好」の十勝豚丼は、北海道産豚肉と北海道産ブランド米「ななつぼし」を使っています。香ばしく焼き上げた豚肉は、柔らかくジューシーで、脂身まで甘みのある厚切り豚ロース肉。「㐂久好」伝統のタレに数回くぐらせながら、遠赤外線グリラーを使用し網焼きしています。
▼豚肉を焼いているところもみられる
▼十勝豚丼 並盛り
肉が柔らかいのは、ブロック肉で仕入れ、調理前にカットして半日タレに漬け込むから。帯広総本店となる帯広の「㐂久好」では、店主が長年手でカットしてきたことから、その製法も継承しました。タレには肉汁が溶け込み、旨味とコク、深みがありながらも、長年の継ぎ足しによってまろやかな味わいになっています。
帯広総本店では、全国のチェーン店「㐂久好」で人気のメニューを販売。「十勝豚丼」や、第二の看板メニュー「ザンギ定食」、「道産帆立と大海老の㐂久好天重」、「道産豚ロースの極厚かつ丼」、「変わり種 十勝豚丼(炙りチーズ)」などを提供します。
▼釧路発祥とされるザンギを使った「ザンギ定食」(塩またはにんにく醤油。並盛りはいずれも税別780円)
▼「道産帆立と二種サーモンの贅沢親子丼」(税別980円)
▼「道産豚ロースの極厚かつ丼」(税別680円)
また、帯広総本店限定メニューとして大盛りを用意。「十勝豚丼 総本店盛り」は、並盛り十勝豚丼の2.5倍あります。丼から溢れんばかりの豚肉はインパクト大です。
▼2.5倍の十勝豚丼 総本店盛り(税別1,380円)
総本店盛りはこれだけではありません。「ザンギ定食」にも「ザンギ定食 総本店盛り」を用意。並盛りはザンギ6個、肉盛りは10個なのに対し、2.5倍の15個を山のように盛ったザンギ定食になります。
同社㐂久好営業部の間野稔さんは「観光客も集客し、地域No.1の豚丼専門店を目指したい」と話します。
所在地:帯広市大通南15丁目6
電話:0155-24-1546
営業時間:11時~15時、17時~21時(火曜定休)
※オープン記念として2019年6月28日~30日は11時~21時終日営業します。