冬の「神の子池」はどうなってるの?スノーシューを履いて行ってみた

オホーツク管内清里町南部の山奥にある「神の子池(かみのこいけ)」。透き通ったブルーの美しさが人の心をひきつけ、今や年間7万人が訪れる人気観光スポットになりました。

▼夏の神の子池

でも、その賑わいも春~秋まで。神の子池に通じる林道は冬の間、除雪されておらず、車でのアプローチができません。そのため、冬は神の子池に行けないと思っていませんか? そんなことはありません。スノーシューを着用すれば、冬でも神の子池に行くことができるのです! しかも、冬は冬でまた違った表情を見せるというのです!

そこで今回は、神の子池スノーシューイングツアーに参加して神の子池に行ってきましたので、その魅力をご紹介します。

あたたかい服装・装備をして清里町へ

神の子池スノーシューイングツアーを実施するのは、NPO法人きよさと観光協会所属ネイチャーガイドで、社団法人日本RV協会認定RVパークを手がける、知床清里町ウエネウサルみどり。

▼案内してくれた、知床清里町ウエネウサルみどり代表の菅野又康彦さん

同所が清里町のスノーシューイングツアーをはじめて3シーズン目。冬季間、車両で神の子池へのアプローチができない問題を解決するため、遊び体験としてトレッキングツアーを企画、催行しています。8割は道外・海外からの訪問者といい、年々予約が増えているといいます。

ツアー時間は、送迎を含めて概ね3時間程度で、午前・午後の1日2回催行。料金はおとな6,000円、子ども3,000円(いずれも税込み)で、送迎や傷害総合保険料、スノーシューレンタル料込み。あたたかい服装にスノーウェア、帽子、手袋、冬靴を準備していきましょう。

今回集合したのは、きよさと観光協会の拠点施設でもある、きよさと情報交流施設「きよ~る」。ここから、ウエネウサルみどりのワゴンに乗車して、神の子池の入口を目指します。

道道1115号線を裏摩周湖展望台方向に進むこと約30分。神の子池に通じる道路の入口に到着しました。ここでスノーシュー(レンタル)を装着し、ストック(これもレンタル)を手にしてトレッキングスタートです!

▼神の子池に通じる道路入口

▼スノーシューはレンタル可

いよいよ冬の神の子池に足を踏み入れる!

神の子池に通じる道路は当然ながら雪に覆われています。神の子池方面から流れ出る川を渡ると、坂を登りながら林間コース。林業で栄えた時代の名残や、エゾシカの食性や足跡などの解説を聞きながら、終着地の神の子池を目指します。

▼雪の中を進む

▼看板も雪に埋もれている

トレッキングをはじめて約45分。夏は神の子池の駐車場となっている広いスペースに到着しました。

▼夏は駐車場になっている広場に到着

▼神の子池に到着!

神の子池の解説を聞きながら池を一周。夏には入れないルートも歩いていきます。遊歩道からは、神の子池の神秘的な青と雪のコントラストを楽しむことができます。冬は夏に比べると青の色が濃く感じられます。オショロコマが泳いでいるのも見つけられるでしょう。

▼神の子池の遊歩道を使って一周

神の子池に到着したら、池のほとりでコーヒータイム。神の子池の湧水を利用してコーヒーを淹れてくれます。神の子池の水は、日本一の透明度と讃えられる摩周湖の伏流水(湧出量は1日12,000トン)とされており、水が澄んでいるので池の底までくっきりと見えます。年間を通して8℃と一定なので凍ることもありません。そんなきれいな水でコーヒーをいただけるのは、貴重な経験となるでしょう。

▼風がなければ波が立たず美しいコバルトブルーがあらわれる

冬の神の子池のもう一つの魅力は、静けさ。ゴールデンウィーク頃から積雪までは観光客が押し寄せて賑やかになりますが、冬は誰も訪れる人がいないので、静かな神の子池を楽しむことができるのです。

ちなみに、今回は清里町市街に集合しましたが、集合場所はフレキシブルに対応可能。例えば、斜里町ウトロ発で知床観光、神の子池トレッキングのあと、川湯温泉まで送迎してもらう方法もあるのだとか。

「冬は神の子池に行けないと思っている人は多いですが、スノーシュートレッキングを通して雪の感触とともに楽しんでください。パワースポットでもあるので、心のリフレッシュにどうぞ」と菅野又さん。

実施期間は12月15日~3月24日まで(予定)。冬の知床観光の旅程に組み込んでみてはいかがでしょうか。

【動画】動画で見る冬の神の子池

知床清里町ウエネウサルみどり
所在地:斜里郡清里町緑町71-11
電話:0152-26-7148
公式サイト