ホッケといえば、北海道です。北海道で食べるホッケはおいしいと全国
的にも評判です。なんででしょう?今回は北海道のホッケを紹介。
ホッケとは
カサゴ目アイナメ科ホッケ亜科の魚です。魚へんに花と書いてホッケと
読みます。全長は約60cmです。分布はオホーツク海、樺太南部を中心とし
ますが、対馬海峡以北の日本海にも分布しています。道内では道内全域で
年中漁獲されています。
ホッケ漁はもともと行われていませんでしたが、ニシン漁衰退と同時に
ホッケに注目が集まり、需要が急増しました。2004年現在ではホッケ漁獲
量市町村別では道内の市町村がトップ10のうち9を独占しています。全国1位
は稚内市の57000t、続いて小樽市38000t、紋別市22000t、網走市、羅臼町と
なっています。
北海道のホッケが最高
北海道産ホッケは脂が乗っていて最高です。開いて干してあることが
多く(寒風干しもあります)、焼いて醤油をかけていただきます。バーベキ
ューにも登場することがありますね。全国共通のホッケの食べ方でしょう
が、味が違う北海道のホッケです。
ホッケには大きく分けると「真ホッケ」、そしてただ単にホッケと呼ぶ
「シマホッケ」があります。道内ではともに漁獲されますが、真ホッケの
ほうが質も味も上です。柔らかい身でジューシー、脂ののりもいいのでお
いしいのです。
道内でホッケといえばこの真ホッケが一般的。家庭でも居酒屋でもホ
ッケは欠かせない魚です。道内では焼くほかにも、煮たり、ホッケフライ
、島ではちゃんちゃん焼きとしても食べることがあります。道内での真ホ
ッケの需要が大きいため、道外では主にシマホッケが食されます。
最良のホッケ
道内でもホッケの名産地は知床羅臼です。ほかに道北利尻礼文産もおい
しいといわれます。つまり、海水温度の低いところでは、ホッケの身のし
まりがよく、脂もたっぷりで、大きいのです。
ちなみに「根ホッケ」「道楽ホッケ」と成長によって呼ばれます。根ホ
ッケとは、真ホッケの中でも群れとともに行動するのではなく、岩礁にて
生活しているホッケです。函館では「バキバキ」として商標登録、ブラン
ド化しています。
これも十分高級ですが、その中でも「道楽ホッケ」は最高級といわれて
います。逆に1歳までの「ろうそくほっけ」というのはおいしくないことで
知られています。北海道においでの際は、北海道産真ホッケを食べてみて
ください。