夏と言えばひまわり。ひまわりと言えば北竜町。夏らしい光景が見たいなら、北海道では北竜町のひまわりの里がおすすめです。実際に目にすると、自分が考えていた以上にはるかにすごい光景に出くわすはず。一面あざやかな黄色い世界が広がり、すべてのひまわりがこちらを向いている光景は圧巻ですよ。
日本一のひまわり畑
人口2,000人の北竜町は、日本一のひまわり畑で有名です。23.1ヘクタール、東京ドーム約5個分もある東向きの斜面に150万本のひまわりが咲き誇ります。
▼太陽の光を燦々と浴びて、色あざやかに咲くひまわりの花
北竜町では、毎年7月中旬より8月下旬まで「ひまわりまつり」が開催されます。今年(2017年)は、7月15日(土)から8月20日(日)まで開催されています。ひまわりが満開になるのはだいたい8月上旬とのこと。筆者が訪れた8月4日(金)には、ほぼ満開状態でした。
▼ひまわり畑の区画と区画の間にあるひまわり三連水車
ひまわりの里では、ひまわり畑をいくつかの区画に分け、区画ごとに種まきの時期を少しずつずらしています。そのため満開になる区画が変わります。7月最終週から8月のお盆あたりまでは、どこかの区画が満開になっているのだそうです。
▼斜面の上から見下ろすとひまわりの裏側を見ることができる
なんでも7月下旬ぐらいは瑞々しく初々しいひまわりが、8月上旬は勢いがあり力強く凜々しいひまわりが、8月中旬は熟成しておとなの雰囲気漂う黄金期のひまわりが見られるのだとか。時期によって違うひまわりの顔が楽しめるというわけです。
▼空撮したひまわり畑
ドローンを使って空から撮影してみると、満開のところとまだ咲いていないところがわかります。ひまわりの里の入口には、現在の開花状況をわかるようにしたマップが立てられています。ちなみに下記がそのマップで、赤で囲んだところを矢印方向から撮影したのが上記写真です。ひまわりの里の広さがよくわかりますね。
▼ひまわりの里開花状況の看板
【動画】ひまわりの里を地上から、上空から(ドローン映像を含め特別な許可を得て撮影しています)
世界のひまわりなど見どころたくさん
ひまわりの里には、ハイブリッドサンフラワー、春りんぞう、夏りんぞう、花りんぞうという4種類のひまわりが植えられています。
それ以外にも、世界のひまわりコーナーが設けられいて、そこに植えられているのは30種類の世界のひまわり。ここは北竜中学校の生徒たちが栽培しています。北竜中学校では、総合学習の一環として、ひまわり栽培、職業体験、ホームページ製作などを行っているのだそうです。
世界のひまわりコーナーは、ひまわりの里の入口付近にあります。背の高さや花の大きさだけでなく、色の違うひまわりなど、日本ではあまり知られていない珍しいひまわりを見ることができます。
▼世界のひまわりコーナーで見られるひまわりの一部
ひまわりの里では、遊覧車「ひまわり号」が敷地内を15分かけて1周しています。歩く場合の目線よりも高いので、違った光景を楽しむことができるのだとか。また、走行中には、北竜町やひまわりについての説明が流れますので、観光客にもおすすめです。大人500円、子ども300円で、9時~17時まで乗ることができます。
また、1時間100円で自転車の貸し出しも。広い敷地を歩いて回るのはたいへんです。自転車で回るのもひとつではないでしょうか。(貸し出しは9時から17時まで)
▼合鴨牧場とその奥に見えるひまわり迷路
ひまわりを見ていると、その活力あふれる姿にこちらまで力をもらえます。さらには合鴨牧場でかわいい鴨たちと触れあったり、ひまわりで作られた迷路で遊んだりと、楽しみ方もいろいろ。ちょっと夏バテぎみだなぁというあなた、ひまわりにパワーをもらいに出かけてみませんか。
ひまわり観光センター
所在地:北海道雨竜郡北竜町板谷143-2
電話:0164-34-2082(ひまわりまつり開催中のみ連絡可:7月下旬~8月下旬)