美瑛の丘。それは感動の風景。写真で見る風景もいいけど、実際に訪れてみるとそのスケールに感動間違いなし。そんな美瑛の丘をレンタサイクルでゆったりまわってみませんか?車で行くと気付かない丘の魅力が発見できるかもしれません。今回の特集は、美瑛町観光協会が推進する「丘ガール」企画。モデル染矢優さんが自転車に乗って、美瑛町中心部から北西部の「パッチワークの路」エリアを探索してきてくれました!
[MOVIE] 丘ガールが行く!美瑛町 感動の丘めぐり
[スタート地点] 美瑛駅
コースは、美瑛町市街地の北西側の丘陵地帯。通称「パッチワークの路」と呼ばれている人気観光スポットが集中するエリアです。今回はあまり欲張らず、このエリアだけをゆっくりまわりました。
まずは美瑛駅前の美瑛町観光協会・四季の情報館に行って観光情報をゲットしましょう。パンフレットも置いてありますし、わからないことはスタッフの方が教えてくれます。
その後、同じく駅前にある商店で自転車をレンタル。1時間200円、一日最大1000円で貸し出してくれます。お店の方からマップをもらって、見所を教えてもらえます。準備ができたら、美瑛駅前を出発し、最初の目的地「ケンとメリーの木」を目指します。
ケンとメリーの木
市街地を過ぎると急な登り坂ですので、ちょっと大変です。坂を登りきったところで、最初の観光スポット「ケンとメリーの木」に到着です。駐車場があり、道端に一本の背の高いポプラの木が立っています。昭和47年に日産自動車のCMで使われ、そのCMに登場した人物名ケンとメリーに由来しています。
ここは人気スポットの一つで、観光バスもやってきます。道路沿いから木を見るので、車の通行に注意。今回訪れた時は、交差点でサクランボを売っている露店がありました。
[中継地点] 北瑛の絶景スポット!
ケンとメリーの木からセブンスターへ行く途中、旧北瑛小学校で左折します。そのルートの途中にこんな絶景スポットがあります。カーブがあり、道も広くはなく、バスも通るため、注意が必要ですが、ちょっと一休みするのに最適な場所です。
セブンスターの木
広大な丘の風景の中に「セブンスターの木」が立っています。昭和51年、たばこ「セブンスター」のパッケージに使われたカシワの木です。こちらも道端、ちょうど交差点に立っています。また駐車場もあり、バスもやってきて、観光客が多く訪れるスポットの一つとなっています。
こちらの木のすぐ横の道路わきには、白樺の並木があります。こちらも丘の風景にマッチしていて良いものです。
親子の木
親子の木。丘の頂上に三本の木が並んで立っていますが、そのうち真ん中の木は小さいのです。それが親子3人を表しているかのようです。畑の上のほうにあり、近くに行くことは基本的にできません。
道路沿いから見る形になり、駐車場は特にありません。セブンスターの木からは、来た道を少し引き返し、砂利道を下っていきます。自転車の場合、降りて押して行ったほうがいいでしょう。少し複雑な経路になりますが、あとは看板に従って進めば良いことになります。
「メルル」で、おやつタイム!
ちょっとここで休憩。森の中にぽつんとある隠れ家的スイーツショップが「メルル」に足を延ばしてみましょう。看板もなく小さな建物ですが、ここで女性の店主さん一人でスイーツを提供しています。
今回はオススメのタルト「リュバブと赤ふさすぐりのタルト」(\450)、「フロマージュショコラ」(\450)、「ルレ・エキゾチック」(\550)をいただきましたよ。タルトはメルルの菜園から採ったほんのり酸っぱいさくさくのタルト。ルレ・エキゾチックはパッションフルーツとマンゴー、ココナツのムースが入った甘酸っぱい夏向きロールケーキです。フロマージュショコラは高品質なホワイトチョコレートを加えて作った、しっとり軽いベークドタイプのチーズケーキです。
ほかにもプリンやチーズケーキなどがメニューにありますよ。営業時間は平日14:00~18:00、土日祝は11:00~18:00、ただし事前に電話予約していれば平日14:00前でも入れます。祝日を除く火曜日と水曜日が定休日。
マイルドセブンの丘
丘の上に木々が並ぶ素晴らしき風景。カラマツの防風林です。昭和53年にたばこ「マイルドセブン」のCMロケ地となったことからそう呼ばれるようになりました。ちょうど訪れた時は黄金色に近い麦畑の上に木々があり、素晴らしい光景でした。
ビュースポットはメイン道路から少し脇に入ったところにあり、少しわかりにくい場所にあります。駐車場も特にありませんが、多くの観光客がひっきりなしに訪れる場所になっています。
北西の丘展望公園
パッチワークの路でも指折りの観光スポット。ピラミッドのような展望台があり、ここに登って、美瑛の丘を一望したり、大雪山系を望むことができます。下の広場にはラベンダーが植えられていたりします。
駐車場もあり、バスも多くやってくる定番スポットで、ここには観光案内所や売店・写真ギャラリーなどがあり、結構なにぎわいを見せています。ラベンダーソフトもここで食べることができます。また、展望台の下には硝子のギャラリー「Urara」があります。観覧自由です。
道の駅びえい「丘のくら」でランチタイム!
美瑛町市街地に戻ってランチタイムとしましょう。道の駅びえい「丘のくら」。ここは売店と食堂が入っています。美瑛町のご当地メニュー「美瑛カレーうどん」等、美瑛町産の小麦を使ったメニューがずらり。
また、ここでは観光情報が手に入るほか、お土産を買うこともできます。美瑛町の丘をイメージした商品があったり、美瑛サイダーがあったり。美瑛のお土産に何か購入してもいいでしょう。
このあと、自転車を返却して、車でぜるぶの丘に行ってもいいし、順番を逆にして先に自転車で行ってもいいでしょう。
ぜるぶの丘
最後に頑張った自分にご褒美として行きたいお花畑。それがぜるぶの丘です。国道沿いにあるメジャースポットになります。比較的にぎわうスポットで、観光客が多い場所になります。
斜面に季節ごとに綺麗に植えられた色とりどりの花々を見ることができます。たとえば7月にはラベンダー、サルビア、ベチニア、バラ、ケイトウなどが咲き誇ります。
ここには展望台もありますし、広い緑の芝生もありますし、売店もあります。乗り物も運行されていますので、いろんな楽しみ方がありそうです。
さて、いかがだったでしょうか。人気スポットが集中する「パッチワークの路」エリアだけではありますが、ゆっくりまわって、一日がかりになります。車だと感じませんが、丘陵地帯のため、アップダウンが激しいのが特徴です。体調を見ながら、場合によっては、ショートカットして、短縮ルートを取るということもできるかもしれません。無理せず丘の風景をお楽しみください!