お菓子王国01 なんで銘菓が多い?


 結論から先に言いましょう。農業と酪農の王国だからです。質のよい北海道産の農業作物、そして乳製品、あらゆる素材が北海道でまかなえるのです。こういった良質な環境があってはじめて、北海道各地に銘菓と呼ばれるおいしいお菓子が誕生したわけです。
※写真は「積丹町名物・積丹さぶれ」「北見銘菓清月・赤いサイロ」「礼文島メノウ浜原石チョコ」「北海道限定・あざらしの玉子」

アメリカ風が魅力の北海道銘菓!!

 純和風のお菓子……ではなく、洋菓子と呼ばれるお菓子が多いのも人気の秘密。北海道では開拓時代にはじまった歴史の中で、アメリカの食文化が導入されてきました。

 しかし、かつて道内でお菓子作りが盛んだったのは道南の函館エリアで、明治時代にはそこから菓子職人が道内に散っていきました。道内銘菓のはじまりが道南だったわけです。いまや全国的に名の知れた千秋庵(札幌)も六花亭(帯広)どちらも函館が関係しています。

お菓子といえば十勝!!

 現在、お菓子といえば札幌、帯広が有名です。そのほかにも道内各地にその地域で生産された良質の原材料を使ったおいしいお菓子が無数に存在しています。特に帯広をはじめとする十勝エリアのお菓子には定評があり、全国的にも知られ人気です。個人によって好みはあるとは思いますが、わたしは個人的には十勝のお菓子が大好きです。

 北海道ブランドの銘菓については、個別に詳しく取り上げていきますが、どれもそのおいしさに感激するはず!わたしだって北海道の銘菓を食べずには生きていけない人なのですから(笑)!ぜひともあなたにも体験していただきたい、そして北海道ブランドの銘菓をもっともっと愛していただきたい……そう願っています。

 ではさっそく北海道銘菓をご賞味ください(笑)。次ページ以降詳しく北海道銘菓を紹介します。