今回は札幌市中心部にある地下道のひとつ、道庁地下にある地下道をご紹介。地図にありませんし一般の人は通る必要もないので、札幌市民でも知らない人も多いかもしれません。
札幌市中心部で地下通路と言えば、大通を中心とした地下街と地下通路を思い浮かべると思います。2011年3月に開通した札幌駅前通地下歩行空間で札幌駅北口からすすきの間が全通したのは記憶に新しいところ。他にも、大通からバスセンター前駅・大通東5までがあったりしますが、あまり知られていないのが道庁地下通路です。他の地下通路とは接続せず独立しています。
道庁からかでる2・7につながる通路の間には、壁画アートがあったり、外光が差し込む吹き抜け空間にモニュメントが飾られていたりします。例えば、1995年12月に整備された「地球の唱」という壁画アートは、高橋靖子氏の作品です。吹き抜けにあるのは、浅井憲一氏の「光彩」という作品(道庁本館駐車場出口角の建物がそれ)。
実はこの地下通路、利用者があまりいません。なので、ひっそりしていて、自分の足音だけが響いて怖い感じもあります。利用する機会は少ないとは思いますが、雨の日に地下通路を利用する人もいるそうですので、通ってみるのも良いでしょう。