みんな大好き、プリン。普通にスプーンで食べるのもおいしいですが、子どもの頃、妙な衝動にかられてストローを刺して吸ってみた、なんて経験はありませんか?
ストローを通して、細かく砕かれたプリンが口に飛び込んでくる、不思議な高揚感。あの高揚感がそのまま商品として具現化され、売られているのをご存じでしょうか。その名も「てしおChuChuプリン」。さぁ、童心に帰ってプリンをチューチュー吸いましょう!
レッツ、チューチュー!
てしおChuChuプリン(以下ChuChuプリン)は、ふるさと納税の返礼品にもなっている、れっきとした天塩町の名産品です。一見するとマヨネーズにしか見えない形状で、本当にこれがプリンなのかと驚きます。
▼天塩町地域おこし協力隊のMさんに協力していただいた
ストローを刺して吸うのではなく、かつて某アイドルがやっていたマヨチュッチュのように、上部の蓋を取って直接容器に口を付けます。天塩町地域おこし協力隊員のMさんに、さっそく実演してもらいました。
▼意外と頬の筋肉を使うかも
「吸う力だけではなかなか口に入ってこないので、容器を手で押しながら食べるのがポイントです」とMさん。まるでマヨチュッチュをしているような背徳感も相まって、これはもう、食べる行為そのものから楽しい商品です。
もちろん、味もMさんお墨付き。牛乳は豊富牛乳、卵は旭川の餌と水にこだわって育てられた鶏の全卵を使用。また、保存料などは一切使っていません。
▼ちゃんとおいしいからアレンジ自在!
この独特な形状を利用して、パンに塗ったり、ホットケーキのトッピングにしたり、クレープソースとして使ったり、上級者はさまざまなアレンジを加えて楽しんでいるようです。ちゃんとおいしいからこそ、いろいろ試してみたくなるのかもしれません。
ChuChuプリンはどこで手に入る?
▼現在販売中のChuChuプリンは2種類
このChuChuプリンを生み出したのは、温泉旅館「てしお温泉 夕映」の料理長です。2007年から試作を繰り返し、翌2008年に販売を開始しました。すると、その1~2年後に全国放送のテレビ番組で取り上げられ、人気急上昇。今では立派な天塩町の名物商品になっているというわけです。
そんなChuChuプリン、どこで手に入れることができるのでしょう。
▼地元食材を使った料理が自慢の「宴家ふく助」
天塩町で手に入れるなら、確実なのは「宴家ふく助」です。実はここの店主の木下万栄さんこそが、現在ChuChuプリンを受け継いで製造しているご本人なのです。他に天塩町内の酒屋や温泉、また旭川と札幌の「きたキッチン」でも購入することが可能です。
▼てしおChuChuチョコプリン(税込320円)
現在はカスタードの他に、チョコプリンも販売されています。季節によっては、抹茶やキャラメル、カフェオレなど、バラエティに富んだ味が期間限定発売されることもあるようです。
▼期間限定の味もいろいろ(すべて税込320円)
とっても楽しいChuChuプリン。気になった人は、ぜひ探してみてください。家族みんなで揃ってチューチューすると、思わず笑みがこぼれること必至ですよ。
【動画】てしおChuChuプリンを食べてみた!(三村遙佳)
所在地:北海道天塩郡天塩町海岸通5丁目51番地
電話:01632-9-7812
営業時間:17時~24時
定休日:不定休