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津軽海峡フェリー新造船「ブルールミナス」6/9デビュー!全4隻統一へ

  

青森県と北海道とを結ぶ津軽海峡ロード「青森~函館」航路でフェリーを運航する津軽海峡フェリー株式会社(本社:函館市)は、2020年6月9日より新造船「ブルールミナス」を就航します。これにより、同航路に就航する4隻すべてで、同型の「カジュアルクルーズフェリー」シリーズへの入れ替えを完了したことになります。(トップ画像提供:津軽海峡フェリー株式会社)

「ブルードルフィン2」と入れ替わりでデビュー

津軽海峡フェリーの津軽海峡ロード「青森~函館」航路(以下、津軽海峡ロード)ではこれまで、2010年7月に初代「ブルードルフィン」(2017年2月に「ブルードルフィン2」に改名就航)、2014年4月に「ブルーマーメイド」、2016年10月に二代目「ブルードルフィン」、2017年3月に「ブルーハピネス」が就航しました。

今回の「ブルールミナス」就航に先立って引退したのは、「ブルードルフィン2」。1994年3月に当時の東日本フェリーにおいて「ほるす」の名で室蘭~青森航路に就航後、運航航路を変えながら2010年に「ブルードルフィン」の名で青函航路に復帰。2017年2月に「ブルードルフィン2」として改名就航しました。

津軽海峡フェリーが展開する「カジュアルクルーズフェリー」シリーズ第一号となったのが、この「ブルードルフィン2」でした。同船は日本で初めてのドッグバルコニーとドッグルームを設けた定期フェリーとして親しまれてきました。しかし、建造から26年が経つことから2020年5月22日、青森発17便をもって引退しました。

そして2020年6月9日、約3年ぶりとなる新造船「ブルールミナス」がデビュー。東日本フェリー時代から続く船舶をすべて入れ替え、津軽海峡ロードを運航する全4隻が同型のカジュアルクルーズフェリーとなったことで、津軽海峡フェリーが2014年から進めてきた船舶の新造船への入れ替えが一段落したことになります。

津軽海峡ロード「青森~函館」航路の大型フェリー4隻(2020年6月9日~)

  • ブルーマーメイド:2014年4月16日就航(総トン数8820t)
  • ブルードルフィン:2016年10月11日就航(総トン数8850t)
  • ブルーハピネス:2017年3月11日就航(総トン数8851t)
  • ブルールミナス:2020年6月9日就航(総トン数8800t)

※いずれも全長約144m、定員583名、積載台数トラック71台または乗用車230台、速力約20ノット。船舶データは津軽海峡フェリー公式サイトより
※大間~函館航路には「大函丸」が就航中

「輝く・明るい」を意味する「ルミナス」に

津軽海峡フェリー新造船「ブルールミナス」6/9デビュー!全4隻統一へ
2020年1月9日進水式の様子(写真提供:津軽海峡フェリー株式会社)

新造船は2020年1月9日、内海造船株式会社瀬戸田工場で命名式および進水式が行われました。船名は、コーポレートカラーで津軽海峡をイメージする「ブルー」と、「輝く・明るい」という意味の「ルミナス」をあわせて「ブルールミナス」としました。

同社は、「穏やかで光り輝く海、晴天での気持ちの良い船旅をコンセプトに、お客様や津軽海峡エリアに明るい未来をもたらすフェリーを目指し、船名といたしました」と命名の由来について説明しています。

入れ替わりで引退となった「ブルードルフィン2」のスペックと比較すると、総トン数7003tに対して8800t、全長約137mに対して約144m、積載台数はトラック65台または乗用車200台に対してトラック71台または乗用車230台となり、より大型になりました。

災害時多目的船として、大規模災害発生時など有事の際には救助活動に当たれるような設備を搭載。また、燃料消費量の削減や二酸化炭素排出量の削減が可能な、環境に優しい最新鋭のフェリーとなっています。

統一した客室・サービス提供が可能に

津軽海峡フェリー新造船「ブルールミナス」6/9デビュー!全4隻統一へ
2020年1月9日進水式の様子(写真提供:津軽海峡フェリー株式会社)

津軽海峡フェリーがうたう「カジュアルクルーズ」とは、豪華で優雅なイメージのある「クルーズ」と一般の「フェリー」の間に位置する新たなカテゴリーです。上質な仕様の船舶で、時間的にも価格的にも魅力的な船旅を提供してきました。

具体的には、プライベート空間でのんびり過ごせる個室(スイート、コンフォート)や女性専用レディースルーム、家族連れ向けのファミリールームやキッズルーム、リクライニングシートを設置したビューシート、愛犬と船旅が楽しめる「わんこ対応施設」など多彩な船室・施設が用意されています。バリアフリー対応で、フリーWi-Fi完備です。「ブルールミナス」就航により、全4隻で統一した客室、サービスの提供が可能となりました。

津軽海峡フェリーは、本州から北海道の最短ルートとして、青森~函館間を3時間40分、大間~函館間を90分で運航しています。小さな子どもや愛犬との船旅でも運航時間が短いので安心で、24時間365日運航で欠航が少ないのも魅力の一つです。

新造船「ブルールミナス」は2020年6月9日、函館発青森行18便(17時30分発)でデビュー。以降は、函館発4便(3時10分発)、青森発11便(10時発)、函館発18便(17時30分発)、23便(22時25分発)の2往復運航となり、津軽海峡ロードでは他の3隻とあわせて8往復の運航です。

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