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道の駅ピア21しほろが移転リニューアル!士幌スタイルを発信する場に

広い十勝・士幌町に4月23日、「道の駅ピア21しほろ」が移転リニューアルオープンしました。「町民が造る、町民のためのコミュニティ空間」「ローカルらしさに共感してもらえる観光スポット」「士幌らしさ、を町民と共に考える」をコンセプトに、食はもちろんライフスタイルまで、「士幌スタイル」を発信する場として注目されそうです。

▼大きなガラスから入る日差しが気持いい新道の駅。ホールやレストランのスペースを活用して、コンサートなどさまざまなイベントも企画中だとか
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士幌の美味しさを満喫! 充実の食堂&カフェ

道の駅といえば、地元の美味しいものに会えるのが大きな魅力。士幌はその名を全国に知られたじゃがいもの産地、そしてブランド牛「しほろ牛」、七面鳥、さまざまな野菜、乳製品など、食の宝庫でもあります。

その美味しさを町を訪れた人に味わってもらおうというのが「にじいろ食堂」。名称は町民公募で選ばれました。十勝と道東・オホーツクを結ぶ国道241号から、に(2)じ(4)い(1)ろ(道路)の食場。士幌と他の地域のかけ橋になるようにとの願いも込められています。

「にじいろ食堂」のメニューもユニーク。剣先スコップ型の鉄板にのった名物「剣先ハンバーグ」(1,350円)は健在。新たに「パクチー丼」、「牛かすモツうどん」など、ここならではのメニューがお目見えしました。テイクアウトできる「士幌牛カレー棒」(500円)は、運転しながらも食べられると好評です。

▼「士幌牛カレー棒」は、コクのあるカレーライスが手軽に味わえると早くも人気に。サックリとした食感がたまらない
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▼しほろ牛を丁寧にローストした「ローストビーフ丼」。とろけるような味わいをどうぞ
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▼名物「剣先ハンバーグ」も健在。町民はもちろん、出張で立ち寄るビジネスマンやドライバーにも人気のメニュー
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食堂のメニューは、化学調味料をできる限り使わず、だしやめんつゆ、かえしなどもオリジナルレシピで開発しました。それもそのはず、札幌の有名レストラン「マガーリ」のオーナーシェフ・宮下照生さんがレシピ監修なのですから、おいしくて当たり前。「普通においしいものを、ちゃんと作る」を合い言葉に出来上がったメニューを堪能してください。

「カフェ 寛一」のコーヒーにも、こだわりが感じられます。士幌町民が豊かになることを夢見て農村ユートピア構想を掲げ、士幌町をじゃがいもの一大産地にしたほか、よつ葉乳業を創設。士幌町のみならず農業王国十勝を築き上げた太田寛一氏の心を受け継ぎ表現したいと、カフェにその名を付けました。コーヒーもオリジナルのブレンドで深煎り、風味豊かできりりとした味わいは、ドライバーの疲れを癒やしてくれそうです。

カフェのメニューも見逃せません。しほろ牛100%のハンバーガー、士幌産のじゃがいもを使った極上フライドポテトなど、テイクアウトもできる手軽さがありながら、士幌町のおいしさをぎゅっと贅沢に楽しめます。

▼「カフェ 寛一」のきりりとした深煎りコーヒーと一緒にあじわいたい、しほろ牛のハンバーガー、そして士幌産のほくほくフライドポテト。セットで980円ですが、いずれも単品でオーダー可
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仕掛け人は農家の若い夫婦、そして士幌町民

▼「夢想農園」でさまざまな野菜も栽培している堀田さんご夫妻。新しい「道の駅ピア21しほろ」を運営する会社を立ち上げ、士幌の魅力を全力で発信中
道の駅ピア21しほろが移転リニューアル!士幌スタイルを発信する場に

「自分たちの町だから、自分たちで立ち上げよう」と士幌町で道の駅プロジェクトが始まったのは2015年。飲食や物販を行う企業を町民から募集すると知ってすぐに手を挙げたのが「夢想農園」を経営する堀田さん夫妻でした。同農園ではパクチーやチコリをはじめ、さまざまな野菜を栽培する畑作と和牛を育成しています。

食堂でチームを組んだ宮下シェフとは食材の提供を通じて繋がりがあるだけではなく、北海道各地の手作りイベントでマルシェを開き自家製野菜を販売するなど、独自の活動を行ってきました。

「あちこち出かけるのも楽しいのですが、自分たちが大好きな士幌町にも来てもらって、ここの魅力をもっと感じて知って欲しいという思いが強くなりました」と話す堀田悠希さん(29歳)。その思いは、今回の食堂やカフェにも溢れています。「パクチー農家でもありますから、パクチー丼は渾身の逸品」と笑顔で話します。

「ピア21ショップ」では堀田さん始め、町内14軒の農家の家庭菜園で作られた野菜を「農家のおすそわけ野菜市」と名付けて販売。毎日新鮮野菜が並びます。ほかにも町内の「さくら工房のヨーグルト」や「きくや旅館の七面鳥の燻製」など士幌町ならではの人気商品や、堀田さんが各地のイベントで出会った「本当においしいものや感動したもの」に出会えます。

レストラン、カフェ、ショップと堀田さん夫妻を中心に、多くの士幌町民が関わって作り上げた新しい道の駅。広いレストランや休憩スペースをホールとして利用し、「コンサートなどのイベントも積極的に行いたい」と言います。

「ここを訪れるお客様との触れ合いの中で、毎日新しいヒントが見つかりそうな気がします。この年齢だからできることを楽しみたいですね。もちろんお客様と一緒に」と熱く語る悠希さん。オリジナル商品や新メニューの開発も進んでいます。まだまだ楽しいことが増えそうです。

士幌町の魅力を常に発信できる場所

「士幌町の魅力は、なんと言ってもヒト」と話す堀田さん。館内ではプロモーションビデオも流れています。「ただかっこいいだけではなく、町民だから知っている士幌の魅力をしっかり発信したい」と。だから観光案内スペースも利用しやすいように作られています。

そして、メイドイン士幌を大切にしたい気持ちから、士幌町で作られた家具も。町内の鉄工所と家具職人のコラボによるテーブルやイスなどの家具が、暮らしを彩ります。目指すのは、あくまで町民が発信するローカルだからこその豊かさ。「道の駅ピア21しほろ」は、士幌スタイルという豊かなライフスタイルも提案してくれているのです。

▼メイドインしほろの家具を作っている士幌の方々。多くの人に支えられ、愛されて「道の駅ピア21しほろ」がある
道の駅ピア21しほろが移転リニューアル!士幌スタイルを発信する場に

道の駅 ピア21しほろ
所在地:河東郡士幌町字士幌西2線134番地1
TEL:01564-5-2992
営業時間:9時〜18時(12月〜3月は17時まで)
定休日:年末年始
レストラン・カフェ:11時〜18時(隣接するトイレは24時間利用可)

筆者について

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高橋真由美

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