約1200人の初山別村に誕生!カフェ「Tailwind-テイルウィンド」

札幌市から約220km北上した先にある道北地域の村、初山別村。日本海に面したオロロンライン沿いにある人口約1200人の村に新しいカフェが出来たということで、早速伺ってみました。

カフェの名は「Tailwind-テイルウィンド」

2016年10月19日にオープンしたカフェ「Tailwind」は村の中心部の好立地にあるカフェ。初山別村で活動する「一般社団法人マッチワークス」が中心となって運営している多世代交流拠点施設「繋小屋-つなごや」内で営業しています。

木目調の落ち着く雰囲気の店内。この日は土曜日で、店内にはたくさんのお客さんが賑やかにそれぞれの時間を過ごしていました。

▼店内には家族連れ、仕事の合間に来ているお客がちらほら

▼若いカップルのお二人

カウンターに座る若いカップルのお二人にお話をお伺いしたところ、この辺りの地域にデートで行けるお店がなかったので、こういったカフェができてとても嬉しい、と笑顔で語ってくれました。

オススメを訪ねてみると、地元産の小麦粉を使用した自家製生パスタが美味しい! ということだったのでさっそく注文。

▼ツナとトマトクリームのパスタ

今回私が注文したのは「ツナとトマトクリームのパスタ」。自家製生パスタのもちもち感が美味しい一品でした。このほかに和風きのこやミートソース、ペペロンチーノなどのパスタメニューが揃っています。

ちなみにカフェTailwindのもう一つのオススメメニューは「週替わりランチ」。この日のメニューは「豚キムチ丼」でした。中には村民の方からのおすそ分けで頂いた野菜などを活用して作る週替わりランチのメニューもあるそう。

▼週替わりランチメニュー。この日は豚キムチ丼

地域おこし協力隊が中心となって運営する「繋小屋-つなごや」

▼一般社団法人マッチワークス代表理事の佐古さん

カフェをオープンするまでのお話を運営元である一般社団法人マッチワークス代表理事の佐古さんにお聞きしました。

「初山別村は豊岬地区、初山別地区、有明地区と大きく3つの地区に分かれていて、中心部で気軽に集まれる場所が少ないんです。多世代交流の拠点としての場所の提供を『繋小屋』として運営するだけではなくて、飲食店の機能があればより気軽に足を運べる場所、一人でも足を運べる場所になるのでは、というのがオープンに至る経緯です。一人で来てもスタッフがいれば楽しくお話ができたり、人と人とが繋がれる空間になると思うんです」

取材に伺ったその日も、カフェとは別のスペースで輪投げのレクリエーション活動をしている方が20人近くいらっしゃいました。レクリエーションの休憩中、カフェTailwindに足を運びドリンクを注文する姿も多く見られました。

『まちづくりはパッチワーク』。一般社団法人マッチワークスの由来となる言葉ですが、村民も巻き込み繋がりを縫い合わせられる場であり続けていきたい、と代表理事の佐古さんは力強く語ってくれました。今後は、1dayシェフという形で、村民のなかにいる「そば打ち名人のお父さん」や「カレーライス名人のお母さん」をお店に招き入れて限定メニューを提供することも考えているとのことです。

▼「村の輪投げ名人」のお父さんと談笑する佐古さん

▼カフェTailwindスタッフの皆さん

国道232号線、通称オロロンラインに面した場所にあるカフェTailwindは、都会の喧騒を忘れ、新たな繋がりが生まれる場所。一度ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

カフェTailwind(テイルウインド)
所在地:北海道初山別村字初山別102-1(繋小屋内)
営業日:毎週水曜~土曜日
営業時間:10:00~16:00(L.O15:30)
※パスタ、週替わりランチなどのメニューの他、ビール、ソフトドリンクやデザートも置いています。