三角山に登ってスタンプを集めよう!健康登山スタンプラリーに挑戦!

【札幌市】西区山の手にある三角山は標高311メートルの低山、いわゆる里山だ。しかし、「なんだ、里山か」と、あなどってはいけない。住宅街に隣接していながら、 大倉山・盤渓にも続く山でもあるため、深い森の癒しを体験できる。また、ジャンプ競技といえば大倉山ジャンプ競技場があまりにも有名だが、日本で初めてのジャンプ台が設置されたのは三角山なのである。

筆者が健康づくりのために里山登山をはじめたのは、命に関わる大きな病気をしてからのこと。きっかけは世界最高年齢の80歳でエベレスト登頂を成し遂げた、札幌在住の冒険家・三浦雄一郎さんの著書だった。本を通じてチャレンジ精神とワクワク感が伝播し、山に登りたくなったのである。そして、今、楽しんでいるのが「三角山健康登山スタンプラリー」だ。

最高の健康づくりができて山登りの基本も身につく三角山登山

その昔、青森出身の三浦雄一郎氏が札幌へ移住してきたとき、最初に登ったのが三角山だと言う。
「三角山のスキー場で練習を積み重ね、その後、出場した競技で数々の入賞をしました。わたしにとって、とても縁起の良い山なのです」とは三浦氏。

また、「三角山は健康づくりを目的とする里山登山としてはハイレベルな山です。なので、足もとをしっかりと準備する必要があります。 里山といっても晴れた日には頂上から、石狩湾や石狩平野、増毛や大雪山まで展望するいい山です。最高の健康づくりができますし、山登りの基本も身につきます」とのこと。

さらに、筆者にも独特の穏やかな口調でのエールを送ってくださった。
「難しい病気にかかったのに、里山を登って健康づくりをし、今度は記事にしてみなさんに伝えようという。あなたもすばらしい」。温かなメッセージに意欲もアップ。ということで、健康登山スタンプラリースタートだ。

「宮の森側入り口」から山頂を目指す「植物探勝コース」

三角山への入り口は「山の手側入り口」「宮の森側入り口」「大倉山展望台入り口」「小別沢入り口」と、合計4つある。 登山道には植物が四季折々350種類以上咲き、登山客の目を楽しませてくれる。

筆者のお気に入りは 閑静な住宅街のなかにある「宮の森側入り口」だ。山頂まで1.7kmで、別名「植物探勝コース」ともいわれる。

▼宮の森入り口よりスタート

▼花を見ながらの登山

▼二人静かの散歩道

三角山は、要所に案内板があるため、ルートがわかりやすい。写真を撮りながらゆっくり歩いて頂上までおよそ50分で到着した。スタンプは山頂付近の東屋に設置されている。1回の登頂でスタンプ1個を捺印できる。ひと月に3回の登頂でラリーが達成する。

▼登頂

▼筆者も2015/7/27にラリー達成した

この日は、山頂ではボランティアグループによるふみの日のイベントが行われていた。一等三角点のある山頂に、臨時ポストが設置されていた。登頂者には三角山にいる野鳥のポストカードをプレゼント。切手の販売もあり、山頂から実際に投函できるというのがおもしろい。

▼ふみの日登頂記念にプレゼントされたポストカードを家族に送った

眺めの良い山頂で一息入れたら、次は下山だ。『歩けば歩くほど人は若返る』(三浦雄一郎著)によると、くだりこそが重要で、若返りホルモンが出るという。このことを知ってから下山が倍くらい楽しくなった。40歳を過ぎた頃から、若返りという言葉に弱くなったのである。

下山は「宮の森側入り口」に戻っても、ルートを変えて「山の手側入り口」へ向かってもよい。
筆者は「宮の森側入り口」へ下山した。どちらも所要時間は30分ほどだ。達成感と心地よい疲労で体を動かした満足感に包まれた。

▼スタンプラリーを達成すると月替りで三角山の花のポストカードがもらえる

ラリー達成でもらったポストカードは、近況報告を書いて友人へ送った。スタンプラリーは今年11月まで行なっているので、またチャレンジしよう。

三角山健康登山スタンプラリー
主催:
山の手まちづくりセンター /
三角山ボランティア /
山と森の散歩道

問い合わせ
山の手まちづくりセンター
所在地:札幌市西区山の手3条7丁目1-38
TEL:011-613-1929
開館時間:月曜日~金曜日 8:45~17:15
休館日:土日祝日

▼ばんくんとるみこが登山に挑戦!