シーズン真っ最中! 旭川「谷口農場」で有機栽培トマトもぎとり体験!

【旭川市】筆者は幼い頃から野菜嫌い。涙を流しながら掃除の時間まで給食を食べている子どもだった苦い記憶がある。大学3年生の頃、資格に関する実習で岡山県から帯広へ。某施設で5週間農作業を体験した。午前中に皆で収穫した野菜が初日から昼食に出る。「食べられるかな……」と思ったことと、自身が収穫したものをいただくという初めての体験に妙な緊張感を覚えていたが、何のこともない、野菜そのものが「美味しい!!」と目からウロコ(裸眼ですが)。余った野菜を毎日ルンルン持って帰らせていただく程になり、帰りのとかち帯広空港では演歌のように号泣。北海道の野菜の美味しさが「いつか移住する!!」という自身の夢を掲げるきっかけの一番大きなものとなったのである。

そんなお野菜大好きになった筆者が今回伺ったのは谷口農場トマトもぎとり園。7月上旬から9月末までというシーズン真っ最中に取材させていただくことができた。

トマトってこんなに種類があったのか!!

 
谷口農場のもぎとり園は、好みの大きさ・品種のトマトを選んで収穫することができる。ミニ・中玉トマトだけでも15種類以上あるとのこと。もぎとりにはまず直売店で受付をし、収穫用のカゴとはさみを借り、ビニールハウスに向かう。

▼谷口農場直売店

▼トマトはさみとかご

カゴにトマトの切り方が書いてあるので、初めての方でも安心。直売店内には「おいしいトマトの選び方」の写真があるので一度見てからハウスに向かうのがおすすめ。

▼ハウス群とマップ

さらに、もぎとり園のビニールハウスマップには、今が旬のものに緑のしるしが付けてあるのでこちらもチェック。
このマップからも充分読み取れるが、ハウスもトマトの種類もたくさん。収穫にいらしていたお客様にお話を伺い、筆者は桃太郎トマトのハウスに向かった。

宝探しのように楽しむ


桃太郎トマトのハウスに到着。いざ中に入ると壮大にトマト!!トマト!!

『これから赤くなりますよー』と少し控えめなトマトや、『今がもぎ時です』とキラキラとオーラを放つ真っ赤なトマト。どれがいいかなとハウス内を歩くのはまるで宝探しをするかのよう。これにしよう!!と屈もうとした瞬間、向かいの通路にも「あれいいかも!!」ということも。



ハウスから直売店に戻る際、収穫し終わったお客様からお話を伺えた。谷口農場のトマトはとても美味しいし長持ちするから毎年いらっしゃるとのこと。収穫されたトマトは宝石のように美しかった。
甘味・酸味・硬さなど種類によって違うので、ハウスの外に出ながら色々な種類のトマトを味わってみてはどうだろうか。

▼お話を聞いたお客様が収穫したトマト

 

大人気のトマトジュースや配送ギフト

毎年欠品するという大人気のトマトジュース「ゆうきくん」。
こちらは、もぎとり園の隣にある直営の工場で、もぎたてのトマトがジュースになった商品。配送できるギフトなども揃えてあり、道外の友人やご親戚にも喜ばれることは間違いないだろう。

▼大人気の「ゆうきくん」。ギフトも取り揃える

取材に訪れた日が祝日ということもあって、配送コーナーはたくさんの人で賑わっていた。もちろん自身が収穫したものを配送することも可能。さらに、トマトソースソフトクリームや冷やしトマトを直売所横のテラスでいただくこともできる。

▼トマトソースソフトクリームとテラス席

谷口農場は、地元のお客様がいらっしゃることも多いそうで、地域に根差したという部分も魅力の一つだろう。世代問わず楽しむことができ、もしかすると冒頭に書いた筆者のように、苦手だと思っていたのに全く違った!!という方もいるかもしれない。それは、収穫に至るまで愛情や思いやりを込めて育てたスタッフの努力が隠されていると筆者は確信している。

農業生産法人 株式会社谷口農場
所在地:旭川市東旭川町共栄255番地
Tel:0166-34-6699
もぎとり園についての問い合わせ:0166-38-6336
ウェブサイト
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営業時間:9:00~18:00(最終受付17:30)
定休日:不定休