新鮮野菜を使ったヘルシースイーツ「ベジパルフェ」東川町に誕生!

【東川町】 側道にはきいろ・しろ・むらさきの小花、周りには「ファーム」「工房」といった看板を目にしながら辿り着いた場所は東川町。豊富な伏流水が湧出するため、上水道のない町として注目されており、道内はもとより道外からの移住者も多い町である。

今回は道の駅ひがしかわ「道草館」でのみ食することのできる新スタイルソフトクリーム「ベジパルフェ」を求めてのshort trip。胸躍らない訳がない。

▼道の駅ひがしかわ「道草館」

「ベジパルフェ」が販売展開されるまで

「ベジパルフェ」とは、ひがしかわ観光協会とUPOPOファーム(東川町農家)の共同開発商品である(2014年5月1日発売)。東川産の野菜やベリーなどをベースにしたオリジナルソースを、道草館で販売中のソフトクリーム「きらり」と合わせたパフェタイプのスイーツだ。

販売に至るまでは、観光協会と農家の方との話し合いはもちろんのこと、道草館のスタッフ皆で「うちのソフトクリームに合うもの」を考えたとのこと。北海道という土地ゆえ、ソフトクリーム巡りをしている人が多い(筆者もその一人だが)ので、何かできないかというアイデアから生まれたそう。

「ベジパルフェ」を作る機械は北海道では2台目、専用ノズルは道内唯一というオリジナリティ満載の商品。とは言え、文字を並べただけでは理解にするに容易くないと思うのでこちらの写真を見て驚いていただこう。

▼底に入っているソースが……

▼ソフトクリームとともに上がってゆく不思議!!

いち早く食べたい気持ちをそっと背中に回し、気になるオリジナルソースについてお話を伺う。

季節によって変わるフレーバー

その時期に新鮮な素材をソースとして使用しているので、季節によってフレーバーが変わるそう。販売展開が始まった5月・6月のフレーバーは「ルバーブ」。

ルバーブとは、フキのように葉の軸を食べる繊維質の多い野菜である。りんごのような酸味とマンゴーのような香りが特徴で、ヨーロッパではジャムやパイにして食べられている。さらに、ビタミンCやカリウム・カルシウムが豊富なため、美肌や整腸効果も期待される女性にはうれしいヘルシーなスイーツではないだろうか。

ベジパルフェ 販売価格 350円(税込)、数量限定(30個/日)

農家の方との話し合いによって決まるフレーバー。7月以降は行ってみて分かるという、もう一つ楽しみが増えることは間違いない。ちなみに現在のトッピングは道産のかぼちゃチップス、こちらも同じく季節によってのお楽しみだ。というわけで、筆者、ついに実食(感涙)。いただく際にはこのようにスプーンが付いてくる。

野菜です、と言われなければ分からない桃の風味にも似たものを感じた。ソースとソフトクリームをぐるぐる混ぜるとよりおいしいと教えていただき、ぐるぐるぐる……。

おいしい。おいしい!!!!!!
(すみません食べ物レポートが完全に下手なので是非ご賞味くださいませ。本当においしいのです)

ちなみにお客様からの反響を伺うと、やはり「野菜っぽくない」「フルーツみたい」という声が多いそう。UPOPOファームは西洋野菜や珍しい野菜も扱われるとのこと、今後のコラボレーションにも注目だ。

東川町の魅力

旭川市に隣接する東川町はフランチャイズの飲食店が実は一つもない。クラフトの町としても有名だが、お洒落な喫茶店や飲食店が点在していることも理解できた。お店独自のものを提供する、まさにオリジナルの宝庫なのだ。

また、冒頭にも記載した通り、東川町は「水」がキーワードとして欠かせない。移住された方から「衣食住すべてにミネラルウォーターを使えると想像してもらえたら」と伺うことができた。ちなみに東川町の水は中硬水だそうで、パスタや紅茶に適しているとのことだ。

そんな東川町のおいしい水とおいしい水で育った野菜がコラボレーションしたヘルシーなパルフェ。これまでとは少し違ったスイーツへの価値観を見いだせるのではないだろうか。

道の駅ひがしかわ「道草館」ソフトクリーム売店
所在地:上川郡東川町東町1丁目1番15号
お問い合わせ:(社)ひがしかわ観光協会 0166-82-3761、道の駅「道草館」0166-68-4777
休館日:年末年始
営業:9:00~17:00 ※機械メンテナンスにより~16:00の場合あり
(道の駅は9:00~19:00まで開館)