洞爺湖町の東洋炉材株式会社は2012年1月31日、アウトドア・ブランド「GeoTORO(ジオ・トーロ)」を発売すると発表した。コンロやピザ窯用等アウトドア調理具7製品で、ECOへの取り組みも反映されている。
東洋炉材株式会社はこれまで主に製鉄会社等に向けた工業窯炉用「不定形耐火物」を製造してきたが、5年前からは長く培ってきた技術を活かして、内側に耐火コンクリートを施した野外用コンロの開発を進めてきた。
同社が2012年1月31日付で発表した報道向けプレスリリースによると、今回発売するのは、その野外用コンロの新ブランド「GeoTORO(ジオ・トーロ)」の7製品。1~8人用まで人数に合わせたコンロ各種、焼き鳥用コンロ、ダッチオーブン用コンロ、ピザ窯用のものが含まれる。
1.1~2人用コンロ(20cm×30cm×高さ18cm)
2.3~4人用コンロ(25cm×40cm×高さ18cm)
3.6~8人用コンロ(60cm×60cm×高さ18cm)
4.焼き鳥用コンロ(20cm×90cm×高さ18cm)
5.ダッチオーブン用コンロ(20cm×90cm×高さ18cm)
6.ピザ窯用(耐火レンガも使用、69cm×80cm×高さ52cm)
7.補助耐熱プレート(耐火コンクリートそのものをプレート化)
また、ECOへの取り組みの一つとして、使用する耐火コンクリートは原料の一部に前途の製鉄会社などから排出され、これまで産業廃棄物として埋め立て処理されてきた耐火レンガを粉砕加工したものを再利用している。
特徴としては、「熱効率に優れ、炭の量も節約できる」、「放熱量が少なく炉の周辺気温が熱くならない」、「食材の良さを引出す」、「耐久性に優れている」。
世界ジオパークに認定された洞爺湖有珠山ジオパークを擁する洞爺湖町発のエコなアウトドア製品として期待されている。発売は2012年2月1日。ブランドや製品詳細はホームページ http://geo-toro.com/参照。