洞爺湖が舞台 映画『しあわせのパン』2012年1月公開


(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

 オール北海道ロケ、メイドイン北海道の映画『しあわせのパン』が2012年1月に全国ロードショーされる。北海道・洞爺湖のほとりのパンカフェを営む夫婦と、そのお店を訪れるお客さまたちの人生を描く心あたたまるストーリーで、原田知世さんと大泉洋さんが夫婦役で主演する。

 雄大な自然に囲まれた洞爺湖のほとりにある小さなまち月浦が舞台。東京からここに移り住み、湖を見渡す丘の上で宿泊施設を備えたオーベルジュ式パンカフェ[マーニ]を始めた、りえさん・水縞くん夫婦を中心に物語は進む。

 水縞くんが焼いたおいしいパンと、りえさんが淹れる挽き立てのコーヒー、そして季節のお野菜の料理が味わえ、泊まることもできる[マーニ]には、いろんなお客さまが訪れる。

 ― 彼氏に沖縄旅行をすっぽかされた傷心のカオリ、北海道から出られない青年トキオ、口をきかない少女未久とパパ、なんでも聞こえてしまう地獄耳の硝子作家ヨーコさん、革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部さん、観察好きの羊のゾーヴァ、想い出の地に再びやってきた老夫婦……。

 季節ごとに訪れては去っていくお客さまは、幸せを胸に[マーニ]を後にする。彼らが見つけた、心の中の”しあわせ”とは?そして彼らを見守るりえさんと水縞くんに訪れることとは?

豪華なキャスト陣

 映画『しあわせのパン』で、妻の水縞りえを演じるのは、2012年にデビュー30周年を迎える原田知世、そして夫の水縞尚には、ご存知北海道出身の大泉洋。妻を寡黙に見守る夫を演じ、これまでとは違う新しい魅力を放つ。

 一方、[マーニ]を訪れる人々には、森カンナ、平岡祐太、光石研、八木優希、中村嘉葎雄、渡辺美佐子、大橋のぞみ、あがた森魚、余貴美子など個性的な俳優たちが脇を固め、四季の物語にスパイスを加える。こうした出演陣にも注目したいところ。


 この映画は、大泉洋が所属するTEAM NACSを擁するクリエイティブオフィスキューの鈴井亜由美が「北海道の知られていない魅力を伝える映画を創りたい」という想いから企画した。『シムソンズ』『Little DJ~小さな恋の物語』など、北海道が舞台の映画を多く製作してきた森谷雄(アットムービー)がプロデュースした。

 監督は、NHKでドキュメンタリーを数多く手掛け、本作が長編映画初監督となる三島有紀子。主題歌にもなっている矢野顕子と忌野清志郎の二人が歌う名曲「ひとつだけ」からインスパイアされて、今回 脚本を書き下ろしたという。


 洞爺湖とそれを見渡す緑の草原、冬のシーンでは一面の雪原。こうした北海道らしい雄大な風景とともに楽しめるハートウォーミングな映画は、2012年1月21日に道内先行ロードショー、同28日に全国ロードショーされる。乞うご期待!

予告編

(C)2011『しあわせのパン』製作委員会

映画情報

タイトル『しあわせのパン』
公開2012年1月21日(土)北海道先行ロードショー
2012年1月28日(土)全国ロードショー
(渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)
出演原田知世 大泉 洋
森カンナ 平岡祐太/光石研 八木優希/中村嘉葎雄 渡辺美佐子
中村靖日 池谷のぶえ 本多力 霧島れいか
大橋のぞみ(声の出演) あがた森魚 余貴美子
監督・脚本三島有紀子(第一回長編監督作品)
音楽安川午朗
主題歌「ひとつだけ」矢野顕子 with 忌野清志郎
製作「しあわせのパン」製作委員会
企画クリエイティブオフィスキュー
製作プロダクションアットムービー
配給アスミック・エース
公式サイトURL