北海道に誰かが来ること、なんと言いますか?つまり日本に来ることを「来日」というのと一緒で。「北海道に来た」ということが多いけれども、官公庁などが使う公式の言葉は「来道(らいどう)」となります。「来北」とはなりませんのでご注意を。
とすると、市町村はなんと言うのでしょう?ということで代表的な都市を中心にリストアップしてみました。各市役所へ問い合わせて調査したものですが、返事がない市役所もあるわけで。ということで暫定版。慣例では音読みで読むということになっているようです(=登別市役所)。
また、たいていは市名の最初の文字をとっていますが、室蘭市と小樽市では、2文字目をとっているという違いもあります(小樽市は札樽自動車道の名前で周知)。函館市の来函など読み方が変わることもあります(青函トンネルの名前で周知)。
札幌市……来札(らいさつ) 函館市……来函(らいかん) 帯広市……来帯(らいたい) 釧路市……来釧(らいせん) 旭川市……来旭(らいきょく) 稚内市……来稚(らいち) 網走市……来網(らいもう) 北見市……来北(らいほく) 苫小牧市……来苫(らいせん) 根室市……来根(らいこん) 室蘭市……来蘭(らいらん) 小樽市……来樽(らいそん) 留萌市……来留(らいる・らいりゅう) 紋別市……来紋(らいもん) 三笠市…… 岩見沢市……来岩(らいがん) | 滝川市……来滝(らいろう) 江別市……来江(らいこう) 富良野市……来富(らいふ) 名寄市……来名(らいめい) 士別市……来士(らいし) 美唄市……来美(らいび) 砂川市……来砂(らいさ) 登別市……来登(らいと・らいとう) 千歳市……来千(らいせん) 恵庭市……来恵(らいけい) 石狩市……来石(らいせき) 夕張市……来夕(らいせき) 歌志内市……来歌(らいか) 赤平市……来赤(らいせき) 芦別市……来芦(らいろ) 北斗市……(2006年2月誕生) |
以上、主な道内の市ですが、旭川市の旭を「きょく」と読むとか、苫小牧市の苫を「せん」と読むなど、地元人じゃないとわからないところも多々ありますね。ちなみに同じ読み方は、苫小牧市と釧路市と千歳市の「らいせん」。
町村になると、来町、来村となるのが一般的です。が、来○となることもあります。たとえば羽幌町は「来羽(らいう)」、遠軽町は「来遠(らいえん)」となります。正解はないということですが、消去法でいくとこうなるそうです。
ま、どーでもいいことですがね。地元でよく見かける言葉も、読めないと困るので。たいてい送り仮名がついていませんから。道民誰もが知っているのは「来道」でしょうね。