その昔「一粒で二度おいしい」なんてお菓子のキャッチフレーズがありましたが、ひとつの場所から七つの絶景を楽しめる場所が、七飯町にあります。七つの絶景とは、駒ヶ岳、大沼国定公園、噴火湾、羊蹄山、ニセコ連峰、室蘭、恵山。まさに「一粒で七度おいしい」状態です。
さっそく函館七飯ゴンドラに乗って、北海道ナナイロの天空旅を体験してみました。(トップ写真提供:函館七飯ゴンドラ)
山頂を散策しつつ4つの展望台を巡る
函館七飯ゴンドラへ行くには、新函館北斗駅北口と大沼公園駅から、それぞれ無料シャトルバスが運行しているので、車を持っていない人でも安心です。
▼函館七飯ゴンドラの乗り場
ここでは函館七飯ゴンドラと呼んでいますが、冬季(12月上旬から4月上旬)は函館七飯スノーパークと名称が変わります。ゴンドラ山麓駅から3319メートルもの長い距離をロープウェイで上っていきます。
ちなみに所要時間も夏季と冬季で違うそうで、夏季は景観をじっくり楽しめるよう23分と長めに、冬季は大勢のスキー客のために15分と短めに、それぞれ設定されているそうです。
▼山頂にあるゴンドラの乗り場
山頂には4つの展望デッキがあり、みなみ北海道の広大な景色をぐるり見渡せます。ゴンドラ山頂駅から近い順に、歩いて回ってみましょう。
▼展望デッキ山の広場から見た景観
まずは展望デッキ山の広場。眼下に大沼国定公園を見ることができます。
山の広場から林間遊歩道を抜けて歩いていくと、展望の丘に到着します。冬季は高速リフトの山頂にもなっている場所です。
さらに歩いて、3つめの展望デッキ紅葉の谷へ。その名の通り、紅葉の季節にはカラフルな山の表情を楽しむことができます。
最後に訪れる展望台は、PEAK CAFE。ぐるり山頂散策をした最終地点がカフェとは、なかなかうれしい演出ではないですか。
絶景を眺めながらのカフェランチ
▼山頂にあるPEAK CAFE
絶景と共に味わいたいのが、PEAK CAFEのおいしいランチ。函館七飯ゴンドラのお楽しみのひとつと言っても過言ではありません。ガラス張りの開放感あふれる店内で、ゆったり過ごす贅沢な時間です。
▼天井も高く、居るだけで心地いい空間
ここで、PEAK CAFEのおすすめメニューをご紹介しておきましょう。
▼おまかせランチコース 2,500円(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
まずは「おまかせランチコース」。前菜、スープ、パンもしくはライス、肉か魚か選べるメインディッシュ、そしてデザートとコーヒーが付いたコース料理です。
▼おまかせワンプレートランチ 1,500円(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
「おまかせワンプレートランチ」は、ワンプレートながら盛りだくさん。彩りもきれいで、テンションが上がりそうです。
▼七飯のりんごとひこま豚のカレーライスコロッケ 800円(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
りんごに見立てたライスコロッケがかわいい一品。ちなみにライスコロッケの中身は、ドライカレーです。
▼冬の時期は、景色がガラリと変化(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
もちろんPEAK CAFEの展望デッキからも、絶景を楽しむことが可能です。
4つの展望台から見える景色は、季節によって様々な表情を見せてくれます。また、天候や時間によっても、刻々と変化していきます。その一部を少しだけ覗いてみましょう。
▼紅葉の季節には色づく山肌を(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
▼雲海が出ると一気に幻想的に(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
▼夕景もまたロマンチック(写真提供:函館七飯ゴンドラ)
いかがでしたか? 北海道らしい広大な景色を実際に見てみたくなったのではないでしょうか。ぜひ歩きやすい靴をはいて、山頂の森林浴を兼ねて、自然と親しむ時間を堪能してみてください。なお、山麓と山頂では天気が変わることも多いので、天気予報チェックもお忘れなく。
【動画】ゴンドラに乗って4つの展望台へ!
所在地:北海道七飯町東大沼666
電話番号:0138-67-3355
通常営業:9時~16時
サンセットゴンドラ:7月下旬~8月下旬 16時~18時30分
ナイトゴンドラ:7月下旬~8月下旬の土日 18時30分~21時
定休日:4月上旬~14月下旬、10月下旬~12月上旬 メンテナンスのため運休
料金:ゴンドラ往復料金 大人1,800円、子供1,000円、幼児無料(団体割引あり)
公式サイト