札幌と函館を結ぶ国道5号線沿いに、新たな道の駅が誕生します。函館のお隣・七飯町にできる「道の駅 なないろ・ななえ」。3月23日のオープンを前に、ひと足先に施設の概要をご紹介します。
ラッキーピエロ、北海道昆布館の近くにオープン
「道の駅 なないろ・ななえ」があるのは、札幌方面から函館市内へクルマで向かう際に通る自動車専用道路「函館新道」の上り口(七飯藤城IC)の少し手前。札幌方面から見ると左側になり、同じ並びにはラッキーピエロ峠下総本店が、5号線をはさんだ向かいには北海道昆布館があります。
建物は、ホームベースの逆さにした形の建物を中心に、ゆるい傾斜の三角屋根の建物を左右に配したような外観。水平方向の広がりを強調することで、後方にある七飯山麓の景観になじむデザインとしました。外装や内装の一部には七飯町産の道南杉が使用されています。
建物に入ると、建物の奥までまっすぐ続く天井の高い通路があります。マルシェなど、季節ごとにさまざまな催事を行うイベントスペースとしても活用するとのことです。
新名物誕生! 史上初!? ガラナソフトも
通路右手は飲食店と無料休憩スペースからなるゾーン。道の駅直営の飲食店「峠下テラス」では、七飯の地元素材をふんだんに使ったメニューの数々が販売されます。
なかでも注目は、コアップガラナの製造元「小原」(七飯町)の全面協力で誕生した「ガラナソフト」。「なないろ・ななえ」限定の新名物として開発されたもので、七飯町によれば「史上初」。オープン前から話題を集めています。
このほか、地元ベーカリーのパンを使ったフレンチトースト、七飯産りんごジュースの飲み比べセット、七飯産の牛肉コロッケなどが販売される予定です。
▼飲食店の周囲は無料休憩スペースになっている
通路左側は物販ゾーン。土産品や特産品が並ぶほか、農産物の産直コーナーも設けられる予定です。デザイナーである町職員がデザインした、おしゃれな道の駅限定グッズも並びます。
通路奥にはキッズスペースがあり、屋外に設けられる親水公園やポケットパークとの行き来もできます。
このほか、女子トイレ内にパウダーコーナーを設けたり、子育てパパでも利用しやすい位置におむつ替えスペースを設けるなど、細部にまで気配りが行き届いた施設になっています。
▼女子トイレにあるパウダーコーナー
▼おむつ替えスペース
駐車場は179台(大型車23台、普通車148台、身障者用8台)。交通量も多く、函館への行き返りに立ち寄りやすい場所でもあることから、かなりのにぎわいが予想されます。