宿泊滞在施設「くりとまる」栗山町にオープン

栗山町地域おこし協力隊は、栗山町内に宿泊滞在施設「くりとまる」をオープンします。2019年8月6日(火曜日)には地域の関係者を対象にした内覧会が開催され、栗山町長や商店街関係者、町内青年団体関係者などが参加しました。

▼「くりとくら」「くりとまる」が入る元時計店の建物

▼栗山町長も参加した完成披露会

栗山町で暮らすように宿泊滞在をしてもらいたい

北海道ファンマガジンでは今年2月、合同会社オフィスくりおこが栗山町で運営する地域密着型カフェバル「cafe&barくりとくら」を紹介しました。「くりとまる」は、その同じ建物内に開設されます。

▼「くりとまる」を立ち上げた金谷さん(左)と井上さん(右)

「くりとまる」は、栗山町出身で旭川からUターン移住した金谷美咲さん(26歳)と、苫小牧市出身で巻頭からJターン移住した井上彩乃さん(33歳)が中心となり立ち上げました。二人は任期二年目の現役地域おこし協力隊。2018年度に合同会社オフィスくりおこの新プロジェクトメンバーとして加わり、「くりとまる」の立ち上げの準備を行ってきました。

コンセプトは「栗山町で暮らすように宿泊滞在をしてもらう」。より深く、濃密な栗山町体験のできるコミュニティーツーリズムを掲げます。

宿泊する人には、「cafe&barくりとくら」を利用して、このときだけは栗山町民になったかのように町に溶け込んでもらうのが狙い。観光地を巡るのではなく、町民と同じように栗山町の地場産品を食べ、地酒を飲み、町民と会話をし、町のことを知り、栗山町への理解を深めてもらいたいといいます。

「くりとまる」は、栗山町の「くり」と泊まるの「とまる」を合わせた名称ですが、ヒト・モノ・情報・就業など良い循環(大きな丸)の実現を目指していることも込められています。またロゴマークは栗のイガを表現し、循環(大きな丸)と、ここから発信していきたいとの思いが込められています。

「くりとまる」の中身

宿泊スペースの部屋は、もともと住宅スペース。自分たちの手で改装し、畳を合板に、壁紙を漆喰に塗り替えてリノベーションしました。

▼2階の宿泊スペース

▼1階の宿泊スペースは金谷さんもお気に入り

1階8畳部屋に2台のベッド、2階12畳(6畳×2)部屋に4台のベッドを配置。マットレスブランド「Sealy(シーリー)」を採用し、寝心地の良さも提供します。

リビングスペースは、住民である協力隊隊員が使う共有スペースです。

飲食店、栗山町ふるさと納税運営オフィス、隊員の住居に4つ目の宿泊施設が加わった同施設。これまで栗山町に滞在することが少なかった若者層の開拓を行い、町に賑わいをつくる拠点とする方針です。

※オープン日は未定です。

くりとまる
所在地:夕張郡栗山町中央2丁目95番地
電話番号:0123-76-7700(cafe&barくりとくら宛)