玄関フードは基本!
家の玄関の入り口に行く前にひとつ手前に扉があるという、夏場にはとってもめんどくさい設備。急いでいるときには本当にめんどくさいとはいえ、これは防寒のために有効なので欠かせません。特に古い家は玄関フードがないと中の玄関もとても寒くなります。玄関フードとは、全面ガラスで柱がつき、それにスライド式のドア又は普通のドアが付いているものです。
これにもさまざまな種類がありますが、特に注意したいのは、フード部分の屋根が入り口の方面に斜めになっているもので、冬季につららがぶらさがっていることがあります。落ちると危険です。また、雪が落ちてくるかもしれません。玄関フードのドア、引き戸の開閉がスムーズにいかなくなることもあります。
先日、猛吹雪のときにそういう体験をしました。玄関フードから出られず……ということも。レールに雪が詰まってしまうとこうなってしまうのです。また、アパートであれば、階段から通路全体にフードが付いていることがあります。ドアを開けて階段を上るというもの。
もちろんそうじゃない通路がむき出しのアパートもありますし、一軒家の玄関フードにしても、新興住宅地では設置していない家も見受けられますので、一概に言えません。
窓は二重が基本!
最近建てられる家では二重窓は過去のものとなり、複層ガラスが主流となりつつあります。これはどういうものかというと、それまで窓のレールが2つあるもの、つまり2重の窓でしたが、1つの窓に2枚のガラスをはめこんでいるものです。しかも引き戸型ではなく、レバーを使用する外開きの窓もできるようになりました。
いずれにしても、空気を2枚のガラスの間に閉じ込めておくのは、意外に断熱効果があるようです。また、窓の歴史としては、昭和40年代にアルミサッシの登場に伴って二重窓が普及、しかし結露という問題が立ちはだかり、現在ではプラスチックの窓枠を使用し、気密性と断熱効果をもたらしています。
従来の二重窓では通常、冬季には内側の窓しか開きません。外側の窓は凍っていて開きません。換気しようとしても開けないのが残念ですが、外から氷を取り除くしか方法はありません。
「雨戸はない」と書いているところもあるようですが、ズバリあります。ただ、ほとんどの家にないだけです。特に新しい家にはありえませんね。ただし冬は凍って役立たずのものですが……。縁側も、ある家は見たことがありません。それはそうと、玄関フードといい二重窓といい、何事も「二重」が一番なのです。