衛生用紙製品「エリエール」を展開する大王製紙株式会社(本社:東京都千代田区)は2021年10月1日、赤平製紙製の「エリエール北海道ティシューなまらたっぷり」を北海道限定で発売しました。北海道とのタイアップ事業で、世界に挑む北海道の若者を応援するプロジェクトとなります。
道民向けに大容量2倍入り
「エリエール北海道ティシューなまらたっぷり」はその名称通り、北海道弁で「なまらたっぷり」の大容量ティシューとして開発されました。1箱に通常の倍(同社i:naティシュー北海道(150組5箱)との比較)となる300組のティシューを詰めています。
その理由について同社は、北海道の土地柄をあげています。車での買い物や一度に日用品をまとめて購入する人が多い地域であるため、一度でスマートに購入できるようにと大容量サイズが誕生しました。また、北海道弁を商品名に含め、親近感のわく商品としました。
パルプ100%で、柔らかな肌触りが特徴です。
北海道の名産品が描かれたデザイン
パッケージデザインも北海道らしさ全開。「エリエール北海道」と北海道の形のマークがプリントされています。
一番上のボックスは「みらチャレ」(後述)デザインですが、残る4つのボックスは北海道の食の名産品をちりばめた、彩りあるデザインが採用されました。緑色のボックスにはかぼちゃ、アスパラガス、茶色のボックスにはじゃがいも、とうきび(とうもろこし)、青色のボックスにはエビ、カニ、ホタテ、ウニ、ピンク色のボックスにはイチゴ、メロンが描かれています。
赤平製紙が生産
製造するのは、赤平市の赤平製紙。大王製紙グループの生産拠点として、同社と赤平市、北海道、地域関係者が一体となって、1989年に第三セクターとして設立(現在は第三セクターを解消)。家庭紙の専抄工場として、北海道エリアの「エリエール」ブランド商品を生産しています。
本製品も、パルプから紙を抄いて、ティシューを折って裁断し箱詰めするまでを一貫して赤平製紙が行っています。外箱・段ボールケースも北海道で加工されたものを使用しています。
ティシューで北海道の若者を応援
本製品は北海道とのタイアップ事業として発売されました。北海道が2016年12月に創設した「ほっかいどう未来チャレンジ基金」に、売上金の一部が寄附されます。
背景として、人口減少が社会問題となっており、北海道は特に減少率が高い地域であることから、次世代を担う若者の海外留学成果を一人でも多く北海道に還元してほしいとの願いがあります。
同社は「世界に挑む北海道若者応援プロジェクト」として「ほっかいどう未来チャレンジ基金」に寄附を行うことで、「未来ある北海道の若者の応援を通じて地域社会への貢献活動を進めていく」としています。